追記: 本エントリは旧型Fire (2015年モデル)について書かれています。Fireは次世代モデルとして、Fire 7 (2017年モデル)が発売になっていますのでご注意ください。
▼こちら、Fire 7 (2017年モデル)です。
▼本日発売になった、7インチのFire (2015)がAmazonから到着
折角のミニマム梱包なのに、デッカイAmazon箱に入って到着。Amazon箱の大きさの割にあまりに軽いので、なんか別の小物でも到着したかと思った。
同時に発売になったFire HD8/10と比べて、この無印Fireの最大の特徴は価格。クアッドコア搭載で8,980円、Amazon Prime会員なら4,980円と衝撃の価格設定だ。ブランド品の競合製品は、この価格帯では世界中どこにも存在しないのではないかと。(この価格はPrime会員1人1台まで)
Fireシリーズのこれまでの最低価格はFire HD 6 (2014)で、11,800円。通常価格で3,000円、プライム価格なら7,000円も価格帯を下げたことになる。
アメリカでの価格は$50のところ、日本のPrime会員向けには為替レート換算なら$1=100ぐらいの値付け。また、Fire (2015)のPrime会員向け価格設定は、発売時だけのキャンペーンでなく、現状期限なしの4,980円。
今月から開始になったPrime ビデオ、同時期発売のFire TV、Fire TVスティックと合わせて、超低価格のFire。Amazon Prime会員増大を狙っての戦略の柱と思われる。
▼ビニール袋に入ったFire (2015)化粧箱。いつも思うのだがAmazonデバイスのビニール袋梱包は安っぽいからやめた方がいい気が。
▼Fire (2015)の化粧箱は、これまでにない形状。まるでオプション品の包装のようだ。
▼開梱はペリペリと切り取り線を剥がすだけ。
▼引き出すと、付属品も含めて一枚の厚紙に簡易にまとまって出てきた。なるほど、下の方に付属品を収納したので三角のパッケージなのね。
▼Fire (2015)本体と付属品全て。USB充電アダプタとケーブル、保証規定と超簡易マニュアル。つかこれ本当に必要なのか。
▼付属の電源アダプタは、これまでのAmazon製品では見たことがない形状。100-240V/5W
▼本体上部に全ての操作系が集中。
左から電源スイッチ、マイクロUSBコネクタ、多分マイクの穴とボリューム、ヘッドフォンジャック。
▼本体右側には、Fireシリーズ初のマイクロSDカードスロットが。128GBまで対応。
▼Fire (2015)裏側。2メガピクセルのカメラを搭載。LEDフラッシュはない。スピーカーはモノラル。
Fire (2015)、背面部の仕上げはラバーコーティングなどの表面処理はされてない。梨地仕上げのプラスチックではあるが、意外と質感は悪くない。これまでの低価格製品、Fire HD6(2014)やKindle (2014) のプラスチックの仕上げはチープ感満載だったが、それと比べると質感は向上している。1万円以下の低価格タブレットとしては悪くない。
Fire (2015)の重量は7インチサイズで313g。1インチ小さいFire HD 6(2014)との重量差は約23g、旧機種だがハイエンドのHDX 7とは同じ7インチでわずか10gの差。かつての無印Fireのように、ローエンドモデルだから部品をケチって重たいタブレット、という事にはなってない。
- Fire (2015): 191 x 115 x 10.6mm 313g
- Fire HD6 (2014): 169 x 103 x 10.7mm 290g
- Fire HDX 7(2014): 186x128x9.0mm 303g (販売終了)
▼ハイエンドのHDX 7 (2013)と比較。
両方を持ってみると、10gの重量差はほとんど感じられなかった。
▼Fire HD 6 (2014)との比較
Fire HD 6 (2014)とFire (2015)、スクリーンが一インチ違うにも関わらず、重量差はわずか23g。手に持ってみると、HD6の方が密度が高い分ずっしりと重さを感じる。
Fire (2015)、パネルの解像度は1024 x 600 171ppi。ハイエンドのHDX7 1920×1200 323 ppiとは比較するにおよばず、HD6(252ppi)にもおよばない。結果として、書籍リーダーなどの用途にはあまり向かないかと思うが、ビデオやゲームが主体の利用であれば悪くはない。
▼Fire (上: 171ppi)とFire HDX (下:323ppi) の画面クローズアップ。
▼仕様にはまだ記載されていないが、USBホスト機能もあるようだ。メモリカードリーダーを差したらちゃんと認識した。
今回、Fire (2015)、Fire HD8/10には新しいFire OS 5が搭載されている。前情報ではかなりユーザーインターフェースが刷新されるとのことだった。
▼トップ画面。これまでのFireのユーザーインターフェースとはだいぶ変わっている。
以前のFireシリーズのユーザーインターフェースは、Androidベースであることも分かりにくいほど、かなりカスタマイズされたものだった。
▼Fire HD6 (Fire OS 4.4)、Fire 2015(Fire OS 5)、Nexus 7 (Android 5.1.1)。
見て分かるように、一番左のFire OS 4.4ではAndroidベースなのかも分からないほど、アイコンサイズやレイアウトが変更されている。また、最後に使用したアプリ・コンテンツを表示する巨大なアイコンのスライダーを持っていた。一方、真ん中のFire OS 5では、Androidらしさが感じられるデザインに変更されている。
ざっと使ってみたところ、AndroidやiOSユーザーであれば、かなりとっつきやすくなっている印象。Fire独特のタブ式の画面切り替えなどは健在だが、スワイプで切り替えられたり、かなりユーザーエクスペリエンスが向上していると感じられる。
既存モデルのFire OS5へのアップグレードも予定されているようだが、どのモデルが対象かはまだ発表されてない。
▼あと、Fire (2015)は1モデルのみ。キャンペーン情報がもれなくついてくる。ロックスクリーンにこのような宣伝情報が表示される。
が、このキャンペーン表示は設定からオフにすることも可能。Amazonアプリケーションの設定>キャンペーン情報> “ロック画面のキャンペーン情報” をオフ。
【まとめ】
- Fire (2015)、8,980円と劇的な価格設定でありながら、スペックも仕上がりも悪くない。SDスロット搭載でメモリの心配もなし。
- Fire OS 5搭載により、iOS/Androidユーザーなら違和感なく利用が可能に
- Prime会員なら4,980円は本当にお値打ち。2-3台目、子供向けなどに最適かと。かなりおススメ。
追記: 本エントリは旧型Fire (2015年モデル)について書かれています。Fireは次世代モデルとして、Fire 7 (2017年モデル)が発売になっていますのでご注意ください。
▼こちら、Fire 7 (2017年モデル)です。
Fire購入した方、なにか疑問などありましたら、下記のエントリもご参考まで。
日本版 Amazon Kindle / Fire シリーズ FAQ【まとめ】
▼Fireシリーズ 現行モデル比較表
Fire 7 (2022・第12世代) | Fire HD8/ HD8 Plus (2022・第12世代) | Fire HD10/ HD10 Plus (2021・第11世代) | |
---|---|---|---|
ビルドモデル | P8AT8Z | KFRAWI | KFTRW(3GB) KFTRPWI(4GB) |
ディスプレイ | 7″ IPS液晶 1024 x 600 171ppi | 8″ IPS液晶 1280 x 800 189ppi | 10.1″ IPS液晶 1920 x 1200 224ppi |
プロセッサ | MediaTek MT8168V/B クアッドコア 2GHz | MediaTek MT8169A 6コア 2GHz | MediaTek MT8183 オクタコア 2GHz |
GPU | Mali-G52 3EE MC1 | Mali-G52 2EE MC2 | Mali-G72 MP3 |
カメラ | インカメラ 2Mp リアカメラ 2Mp | ← ← HD8 Plusはリア5Mp | ← リアカメラ 5Mp |
ユーザ・ インタフェース | 10点マルチタッチ 電源、音量スイッチ | ← ← | ← ← |
日本語Alexa | ハンズフリーAlexa | ハンズフリーAlexa Showモード対応 | ← ← |
本体色 | ブラック | ブラック ブルー ローズ | ← オリーブ デニム |
外寸/ 重量 | 181 x 118 x 9.7 mm 282g | 201.9 x 137.3 x 9.6 mm 337g | 247 x 166x 9.2mm 465g/468g(Plus) |
メインメモリ | 2GB | 2GB 3GB(Plus) | 3GB 4GB(Plus) |
ストレージ 容量 | 16GB SDカード最大1TB | ← ← | 32/64GB ← |
OSバージョン (出荷時) | Fire OS 8.x (Android 11ベース) | ← ← | Fire OS 7.x (Android 9ベース) |
外部接続 | USB Type-C マイクロSDカード | ← ← | ← ← |
使用可能時間 | 最大10時間 | 最大13時間 | 最大12時間 |
ワイヤレス | 802.11a/b/g/n デュアルバンド | 802.11a/b/g/n/ac ← | ← ← |
Bluetooth | 5.0LE | 5.2LE | 5.0LE |
オーディオ | モノラルスピーカ マイク x 1 | ステレオスピーカ Dolby Atmos マイク x 1 | ← ← マイク x 2 |
Qi対応 | なし | HD8 Plusで対応 | HD10 Plusで対応 |
価格 | 16GB:5,980円 32GB:7.980円 | 32GB:9,980円 64GB:11,980円 32GB Plus: 13,980円 64GB Plus: 15.980円 | 32GB:15,980円 64GB:19,980円 32GB Plus: 18,980円 64GB Plus: 22,980円 |
Fire 7 (2022・第12世代) | Fire HD8 HD8 Plus (2022・第12世代) | Fire HD10/ HD10 Plus (2021・第11世代) |
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