▼本日発売になった、新型 Fire HD6がAmazonから到着。
2014年モデルから、e-Ink版のみKindleブランド、タブレット版はFireブランドで統一されており、Fire HD6のパッケージにもKindleの文字が見当たらない。
Fire HD 6はクアッドコア搭載で11,800円(税込)と、ブランド製タブレットではぶっちぎりの低価格だ。
米国価格では$114(税抜)の製品にあたる。円安、消費税8%を加味して考えると、かなりの戦略的価格になる。
▼パッケージはコンパクトなんだが、またでっかいAmazon梱包箱で到着した。
▼パッケージを開けると、とてもコンパクトな6インチのFire HD6が登場。
同梱品は、説明書、保証規定、USBケーブルと、低価格にも関わらず、 E Ink Kindleには付属しない、5WのUSB充電アダプタが同梱。
よく考えてみると、6インチのWiFiタブレットというものを見るのは初めてな気がする。
なお、Fire 6/7はシリーズとして初めて、カラバリ展開を行う。ブラック、シトラス、ブルー、ホワイト、ピンクの5色が用意される。
▼Fire HD6裏側。ボディは無難にホワイトにしてみた。
ボディ右上に、Fire HDX 7 (2013)にはない、2メガピクセルのリアカメラがFire HD6には搭載されている。
Kindle (2014)同様、裏側部分はコーティングなどのないプラスチックだが、ざらつきが少ないせいか、HD6の方が安物感を感じない。
▼同じ6インチ画面のファブレット、Asus FonePad 6 Note (左)と並べてみた。
同じ6インチと言っても、対角6インチで、実際にはFonepad 6の画面の方が縦に長く、横に短い。
▼これまた同じ6インチ画面のE Ink Kindleと並べてみる。
こちらは、Fire HD6の方が縦に長く、横に短い。
電子書籍リーダとしては、縦長画面でない方が、書籍表示時の実効画面が大きくていいのだが。あとで実際の書籍画面で比較してみることにする。
▼E Ink Kindleよりさらに横幅が狭いため、手にすっぽりと収まるが、重量100グラムの差でずっしりと重さを感じる。
Fire HD6の重量は290gだが、実は7インチのHDX 7 とたった13グラムしか変わらない。一方、厚さはほとんどE Ink Kindleと変わらないが、重さも相まって片手フリックしたら確実に落としそう。
- Fire HD6: 169 x 103 x 10.7mm 290g
- Kindle (2014): 169 x 119 x 10.1mm 191g
- Fire HDX 7 186x128x9.0mm 303g
▼起動すると、ユーザ-登録画面。ここからAmazonアカウントを登録するわけだが。
これまで、Amazonから直接Kindle/Fire購入時には、端末側にあらかじめユーザ登録が済んでいたのだが、2014年分からは止めたのだろうか。e-Ink Kindle (2014)ではどうだったか忘れてしまった。
あ、もしかしてamazon.co.jpのKindle管理ページから、到着前に端末名を変えたのがまずかったかな。
▼初回起動時のFire OS 4のデスクトップ。でっかいSILKブラウザのアイコンが何か不気味な感じ。
これまで、(Kindle) Fireを利用した事の無い方、Fireシリーズに搭載されているOSは、AndroidベースのAmazonの独自OS。Google Playも搭載されていないし、Google Mapsを始めとする、Googleの主要なアプリは搭載されていない。Google Playの代わりとして、Amazon Appstoreが搭載されている。メジャーなAndroidアプリはAmazonストアにあるし、sideload (他のAndroid端末からアプリを引っこ抜いてくる) をすれば、Google Mapsなどを動作させる事は可能だ。詳しくは、現在更新中の当ブログの下記エントリをご参照。2014年モデル関連の情報は現在検証中だが、お役に立てる情報があるかもしれない。
日本版 Amazon Kindle & Fire シリーズ FAQ【まとめ】
▼6インチ画面のFonepad 6, Fire HD6、Kindle (2014)で同じ画面を比べてみる。
(画像出典) ブラックジャックによろしく 5 (Kindle版) 佐藤 秀峰著
画面の位置で揃えて撮影したが、同じ6インチでも書籍の表示サイズがだいぶ違う。もっとも縦長なFonePad6が書籍画面が一番小さい。一方、書籍用に最適化されているKindleが最も実効画面が大きい。
▼7インチのFire HDX 7も加えてみた。
(画像出典) ブラックジャックによろしく 5 (Kindle版) 佐藤 秀峰著
HDX7が1インチ大きいのもあるが、縦横比が書籍に近いのでムダがなく、最も大きなサイズで書籍が表示できる。
Fire HD6には、新バージョンのFire OS 4.1.1が搭載されていた。Fire HDX7に現行搭載されている旧バージョンとは、色々アップデートされているようだが、詳細は使ってみてからまた後日。
追記:
現状、新Fire HD6/ 新Fire HD7 (2014)と新Fire HDX 8.9 (2014)のみ、USBホスト機能に対応してるようだ。 USBホスト対応ケーブルがAmazon純正品で用意されているのを発見、前述の2014年モデルだけ対応とある。
当方でも手持ちのUSB OTG (On-the-Go) 対応のマイクロSDカードリーダをFire HD6に挿してみたが、きっちり認識、読み込む事ができた。
ちなみに、同じアダプタを旧Fire HDX 7/8.9(2013)に挿しても認識しない。
あと、もう一つ発見したのだが、16GB同士で比較すると、Fire HDX 7(2013)とFire HD7の価格差は、たったの1520円。この設定でHD7買う人いないっしょ。
【まとめ】
- Fire HD6 安いは正義。メジャーブランド製クアッドコアタブレットで11,800円はお値打ち。お子様のプレゼントとかにもよいかも。
- 手にすっぽりと収まるが、ずっしりとした重さが玉にキズ。片手打ちで落下注意
- Fire HD7の購入悩んでるなら、一緒にFire HDX 7(2013)も検討オススメ。16GBモデルの値差はたった1520円。HDX 7の方が薄くて軽量、高解像度(216ppi x339ppi)。
Fire HD6 /FonePad 6/HDX7 (2013) 仕様比較
Fire HD6 (NEW) | Asus FonePad 6 Note (参考) | Fire HDX7 (2013) | |
---|---|---|---|
ディスプレイ | 6″ カラー液晶パネル 1280 x 800 252ppi | 6″ カラー液晶パネル 1920 × 1080 367ppi | 7″ カラー液晶パネル 1920×1200 323 ppi |
ユーザ・ インタフェース | 10点マルチタッチ 電源、音量スイッチ | 10点マルチタッチ & スタイラス 電源、音量スイッチ カメラスイッチ | 10点マルチタッチ 電源、音量スイッチ |
本体色 | ブラック、ホワイト、 ピンク、シトラス、 ブルー | ブラック、ホワイト | ブラック |
外寸/ 重量 | 169 x 103 x 10.7mm 290g | 164.8 × 88.8 × 10.3mm 約210g | 186x128x9.0mm 303g |
CPU | MediaTek クアッドコア 最大1.5GHz (1.5Gx2、1.2Gx2) | Atom™ Z2580 2GHz (2コア4スレッド) | Snapdragon 804 クアッドコア2.2GHz |
ストレージ容量 | 8/16GB | 16GB マイクロSDスロット | 16/32/64GB |
カメラ | インカメラ 720p リアカメラ 2Mp (HDR対応) | インカメラ 1.2Mp リアカメラ 8Mp | インカメラ (720p)のみ |
使用可能時間 | 8時間 | 7時間 | 11時間 |
データ通信 | なし | 3G | 国内向けはなし米国向けはLTE搭載 モデルあり |
WiFi | 802.11a/b/g/n シングルアンテナ | ← | ← MIMO |
Bluetooth | あり | ← | ← |
オーディオ | モノラルスピーカ | ステレオスピーカー内蔵 | ドルビーデジタル Plus ステレオスピーカ |
価格 | 8GB 11,180円 16GB 13,800円 | 10/16現在Amazon価格 33,700円 | 16GB:19,800円 32GB:24,800円 64GB:28,800円 |
付属品 | USBケーブル 5W 充電器 | USBケーブル 7W 充電器 | USBケーブル 5W 充電器 |
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