Kindle/ Fire 2014年モデル情報は、下記エントリもご参考にどうぞ。
▼先日発表になった、新Kindle [以降Kindle (2014)] が到着した。
Kindleパッケージ本体はいつもながらとてもコンパクトなのだが、なぜか大きめのAmazonダンボールで到着した。
▼パッケージをあけるとKindle (2014)が登場。
e-Ink製品を見た事がない方は最初にビックリするのが、画面がすでに表示されてるところ。e-Inkは画面の消去・切替時のみ電力を使うようになっており、たとえ電池が切れても最後に表示された画面がそのまま残っている。
▼パッケージの内容全部。本体とマイクロUSBケーブル、簡易マニュアルに保証事項の冊子のみ。いつものKindleのパッケージ構成。
▼Kindle (2014)本体。Paperwhiteと似ているが、1ミリ厚く、縦2ミリ長い。
▼Kindle (2014)裏面。写真ではお伝えできないが、これまでのe-Ink Kindleと比較して、かなりチープな仕上がり。
旧モデルやPaperwhiteではコーティングや塗装、金属パーツなどで裏面を奇麗に仕上げていたのだが、Kindle (2014)ではプラのままで、なんとも安物感が漂う。(実際安いんだけど)
今回発売になったKindle (2014)は、Amazonによれば、6th genとされている。日本ではe-Ink Kindleの発売はPaperwhiteからだが、米国と英語圏では他に5モデルが存在していた。
▼6世代分のKindle。
上段左から、初代Kindle(2007)、Kindle 2(2009)、Kindle 3(2010/別名Kindle Keyboard)。
下段左から、Kindle Touch(2011)、Kindle 4(2011)、今回のKindle (2014)
便宜上Kindle 2, 3という風に呼んでいるが、Kindle Touchを除き、発売時は全て無印で”Kindle”と呼称されてきた。Paperwhiteとこれらのモデルの大きな違いは、フロントライト搭載の有無。今回のKindle (2014)にも、Paperwhiteにあるフロントライトは搭載されていない。
状況から考えるにAmazonは、
- 無印Kindleシリーズ = フロントライトを搭載しないe-Inkモデル
- Kindle Paperwhiteシリーズ=フロントライトを搭載するe-Inkモデル
- Kindle Voyageシリーズ=ハイエンドKindle
のように区分けしたようだ。
Kindle 1-4とTouchは日本では発売されておらず、日本語対応もされていなかった。
▼初代Kindle (2007)とKindle (2014)。見て分かるように、画面サイズはずっと変わっていないが、本体はかなり小型化されてきた。
▼Paperwhite (2013)とKindle (2014)。
▼画面を拡大して撮影。左がKindle(2014) 、右がPaperwhite。『電源』の文字に注目。
Kindle(2014) (800×600 167ppi)は、Paperwhite(758×1024 212ppi)に比べると解像度が低い。そのため、若干ではあるが文字にジャギーあるいは潰れが見受けられるが許容範囲かなと。
▼画面同士を並べて比較してみると、微妙に左のPaperwhiteの方がコントラストが高い。
▼コミックの表示比較。右がKindle(2014) 高解像度で上げてあるので、興味のある方は画像をクリック。
(画像出典) ブラックジャックによろしく 5 (Kindle版) 佐藤 秀峰著
ページの遷移スピードなどは、Paperwhiteと相違ないように感じた。最新CPU搭載の恩恵かな。
▼暗部での比較。Kindle(2014)にはフロントライトがないため、暗がりでは画面が見えない。
なお、先日のエントリーでお伝えしたように、Kindle (2014)およびPaperwhite(2013)には広告付きのキャンペーンモデルが設定された。
今回購入したのはそのキャンペーンモデルなので、その実装の様子をご紹介。
▼左から電源オフ、電源オン直後、トップ画面。
キャンペーン情報なしモデルでは、電源オンすると、すぐにトップ画面に遷移するのだが、キャンペーン情報つきモデルだと、真ん中の画像のようにワンクッション入り、広告ページを見るか、フリックしてトップ画面に行くかを選択させられる。個人的には慣れてしまえばどうということはないが、気になるひとはいるかも。
▼最後に、e-Ink 6インチKindleを8枚全部並べて記念写真。ハードボタンが減るにつれ、デザインに個性が出しにくくなるのは携帯と一緒かな。
【まとめ】
- Kindle (2014)、とても安い。
- Kindle Paperwhite比、解像度が低いが実際の表示能力はさほど悪くない。フロントライトがなしで良ければ、おすすめ。
Kindle eInkシリーズ 2014年モデル比較表
Kindle Paperwhite (2013) | Kindle Voyage (2014) | Kindle (2014) | |
---|---|---|---|
ディスプレイ | 6″ E Ink®パネル (Carta) 758×1024 212ppi モノクロ 16階調 フロントライト | 6″ E Ink®パネル (Carta) 1080×1440 300ppi モノクロ 16階調 自動調光フロントライト PW比39%輝度向上 反射防止強化ガラス | 6″ E Ink®パネル(Pearl?) 800×600 167ppi モノクロ 16階調 フロントライトなし |
プロセッサ | Freescale i.MX6SL 1GHz (256MB RAM) | Freescale i.MX6SL 1GHz (512MB RAM) | Freescale i.MX6SL 1GHz (256MB RAM) |
ユーザ・ インタフェース | 静電容量タッチパネル ハードキー: 電源のみ | 静電容量タッチパネル ハードキー: 電源キー ページ送りボタン x4 | 赤外線式タッチパネル ハードキー: 電源のみ |
本体色 | ブラック | ← | ← |
外寸/ 重量 | 169 x 117 x 9.1mm 206g (WiFi) 215g (3G+WiFi) | 162 x 115 x 7.6 mm 180g | 169 x 119 x 10.1mm 191g |
メモリ容量 | 4GB (US版は2GB) | 4GB | ← |
使用可能時間 | 8週間 (ワイヤレスOFF時) | 最長6週間 ワイヤレス接続オフで1日30分使用 | 最長4週間 ワイヤレス接続オフで1日30分使用 |
ワイヤレス | 802.11b/g/n GSM + HSDPA (3Gモデル) | ← ← | 802.11b/g/n |
オーディオ | なし | ← | ← |
価格 | WiFi 10,280(広告付き) 12,280(広告なし) WiFi+3G 15,480円(広告付き) 17,480円(広告なし)※広告つきモデルは 2014年発売 | 11月4日発売 WiFi 21,480円(広告付き) 23,480円(広告なし) WiFi+3G 26,680円(広告付き) 28,680円(広告なし) | 6,980円(広告付き) 8,980円(広告なし) |
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