iPhone4を買って、まず最初に不満に思った点はグリップ感。底部に丸みがついていた、3G/3GSのデザインと異なり、iPhone 4の底部は、強化ガラスによるフラットなものに変わっている。このため、手のひらに底部が密着せず、片手で持った時に落下させる不安を感じる。※使い勝手は個人の感想です。手の大きさなどによって、個人差があると思われるので、実際に店頭での確認を推奨。
3G/3GSの筐体も、つるつるしていて落下させやすそうだったが、iPhone4を持った感覚はそれ以上だ。両面強化ガラスで、落とした時に割れる可能性は、これまでの倍。まず、発売時に購入したApple純正バンパーを使ってみる。
▼銀座のApple Storeで購入。フチしかないのに、2800円と結構なお値段。
Apple iPhone 4 Bumperは、初めてのApple純正iPhone保護ケース(ケースと言ってもフチしかないけどw)。形状的に、装着・取り外しは簡単にできる。
▼バンパー装着時の前面・後面・側面。素材は、プラスチックにシリコンを組み合わせたものになっている。
音量・電源ボタン部にはメタルトップが埋め込まれており、カバーされている安っぽさが抑えられている。押し心地も悪くない。
しかし、幅が広くなるのと、握った時に後面ガラス部がほとんど手のひらにつかなくなり、よりホールド感が減少した感じがする。バンパー自体のグリップ感は悪くない。
▼それよりも問題は、コネクタ部分の形状。3G/3GS以降のApple純正同期ケーブルぴったりの寸法で作られている。結果として、非純正ケーブルできちんと接続できないものが多い。
▼愛用しているPhilips Tridockにも、バンパーを装着した状態だと、きちんと接続できない。
ムリヤリiPhone4を前に倒してやって、ようやく接続できるような状態。何も装着していない状態であれば、iPhone4はTriDockでも問題なく利用できる。
装着した際のグリップ感もトータルで今ひとつ、しかも手持ちの巻き取りケーブルやドックも使えないのは不便すぎる。あわてて他のケースを探す事にした。
▼購入したSoftBank SELECTION Reveal for iPhone 4 ブラック。
以前に3G/3GS用のRevealを購入して使っていた事もあり、期待して購入。ソフトバンクも、iPhone4発売と同時に、Revealを自社ブランドで発売するとは、なかなか良いところに目をつけている。 調べてみたところ、Griffinブランドでの国内販売はまだしていないようだ。
Reveal for iPhone 4も、装着するとPhilips Tridockで接続がうまくできない。iPhone4は、3G/3GSと違い形状が四角いためか、ケースのちょっとの厚みで、ドックコネクタに挿さりきらない感じだ。
▼Reveal for iPhone 4 ブラックを装着したところ。3G/3GS版と同様、透明プラスチックの後部に、シリコンの側面がついている。iPhone4の形状が四角く、装着しやすいためか、3G/3GS用のような、シリコン部の補強プラは入っておらず、側面は全面的に薄手のシリコンになっている。
装着してみると、後部にプラスチック板が入っているため、この部分に手のひらが若干当たり、バンパーよりはグリップ感が良い。また、側面も薄手のシリコンなため、バンパーの様に、幅が広くなって握りにくいという事もない。シリコンが薄いせいもあってか、電源ボタン、音量ボタン部の押し心地も良い。３G/3GSでの手のひらのホールド感には及ばないが、何も付けない状態よりはかなりしっかり感がある。
さらに、優れたホールド感を求めて、iSkin Soloと同様な新素材のTPUを利用した、BrightonのTPUケースも購入してみた。
▼購入したBrighton TPU CASE FOR iPhone 4 スモーク BI-IP4TPU/SM。クリアもあるが、劣化で黄色くなるかと思い、スモークにしてみた。
TPU CASE FOR iPhone 4、装着してみると、Reveal for iPhone 4にくらべるとかなり厚みがある。また、素材もiSkinほどしなやかではなく、固い感触。
▼素材が固いせいか、電源ボタン、音量ボタン部は、かなり強く押し込まないと反応しない残念な感じ。使い込めば柔らかくなるんだろうか。
BrightonのTPU CASE FOR iPhone 4も、装着時にはPhilips Tridockはきちんと利用できない。結局、純正バンパーとケース2種類、どれも利用できなくなってしまった。
▼仕方がないので、しばらく使っていなかったサンコーの可変式クレードルを引っ張りだしてきた。
Reveal for iPhone 4、 TPU CASE FOR iPhone 4、どちらも装着した状態で問題なく同期・充電できた。純正バンパーは、可動式コネクタを一番奥まで押し込んだ状態なら、同期できたが、ちょっとでも戻ると接続断されるので、あまり実用的ではないかと。
【まとめ】
- 純正バンパーは、iPhone純正同期ケーブル以外は接続できないか、難がある。
- iPhone 4にケース各種を装着した際には、Philips Tridockで正常な利用ができない。
- サンコーの可変式クレードルは、iPhone4にケースなどを装着した場合でも、利用できるケースが多そう。純正バンパーは、可動式コネクタを一番奥まで押し込んだ状態ならなんとか。
- iPhone4本体や、ケース装着時のグリップ・ホールド感は個人差がある。気になる方は店頭でチェック推奨。
- 個人的には、Reveal for iPhone 4 一押し。iPhone4、裸でのグリップ感に不満ある方、検討の価値あり。
