sn0wbreezeの作者、H8sn0wがjailbreakに必要な情報を確認するツール、f0recastをリリースした。
ダウンロードはiH8sn0wのサイトから。わかりにくいが、トップ画面の上部にf0recastのタブがある。
Windows専用のツールで、iPhone/iPod Touchの、ブートROM及びベースバンドの情報を取得することができる。
f0recast自体は、jailbreakをする機能は持っておらず、あくまでも確認ツールである点に注意。
▼起動時の画面。この状態からiPhone、iPod TouchをUSBでつなぐ。
▼3G(純正アンロック版)をつないでみた。
接続後、瞬時に表示される。iTunesが起動しているかどうかは関係ない、ただし、iTuneshelperか何か、関連のライブラリを使っていると思われるので、iTunesがインストールされている必要はあると思う。
上からシリアル番号、ベースバンドバージョン、ブートローダーバージョン(iBoot=ブートROM）、モデル名、アンロックの可否、tethered (仮脱獄)かどうかが表示されている。
ベースバンドは05.12.01なので、アンロックは『NO』と表示される。
iPhone 3Gは、tethered JBになるケースはないので、『NO』と表示されている。
▼こっちは3GSをつないだところ。
ベースバンドは05.11.07なので、blacksn0wでアンロック可能と出ている。tetheredは『NO』と出ている。
ここで問題が。f0recastの3GSのiBootバージョン確認は、単純にシリアル番号の4/5桁目を見て、41以上だったら『tethered』と表示しているだけのようだ。既知のように、3GSのシリアル番号4/5番目は、製造した週を示す。41週目以降は新ブートROMである可能性が高いとされている。
ただし、必ずしも41週以降が全て新ブートROMであるわけではない。一方、iPod Touch 3rd gen (MC)は、全て新iBoot＝tehered JBになる。
この点をmusclenerdに指摘され、iH8sn0wが修正作業をしているようだ。
現状知られている、3GSの確実なブートROMバージョンの確認方法は、DFUモードでつないで、System Profiler (Mac)か、USBView (Windows)で、iBoot-359.3.3(新bootrom)かどうか、直接読み出す必要がある。
参考エントリ:
【iPhone3GS_JB】 新boot-rom搭載3GS=Jaibreak不可に？
【iPhone_JB】 iPhoneやiPod Touchを新規購入しても、現状Jailbreakできない件
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