【iPad】 ギークのためのiPad利用方法を思いついた

先日は、超盛り上がりモードで、Appleのスペシャルイベントを、朝5時までウォッチしていた。
リークにより、iPadと思われる製品が出るとされていたが、自分では全く欲しくない状態。
が、ここまで自信満々にAppleが送り出すからには、きっとOSや利用モデルに、凄いものがあるんだろうと期待していた。
朝の3時から、イベントスタート。Appleはライブでイベントを流していなかったため、EngadgetなどのLive Bloggingや、USTのゲリラ的に流される中継で、イベントをウォッチ。


大きさはキンドルDX程度、重さは680グラム

…重すぎだろ。電車で片手で持ってられん。
ジョブズが座る演出は、重いから座って使えという暗示か。

インターネットを抱えて見るユーザ体験

…いや、片手で持ちたいんだよ、スティーブ。

映画が見られる

…テレビとマック、PCで見りゃいいじゃん。寝てみるならiPhone

マップもメールもギャラリーも、広い画面用になっただけじゃん。

iBook Store

…日本の出版社との計画マダー?

iPhone Appが、全部動く。拡大可能

…iPhoneでやるからイラネーヨ

期待していた、尖ったソリューションは何もなかった。

試しにAppleの株価をみると、イベント開始から、じりじりと下がり続けていた。イベントの様子を伺っている投資家達も、同じモードだったようだ。

ここまで聞いた内容で、こいつはNetbookへのAppleの回答だと思った。とすると、アメリカでのNetbookの平均価格は、おそらく200ドル台。これに対抗するためには、最悪でも$500を切らなくてはならない。

お値段 $499から

…お、ギリギリ。アップル製品にしちゃ、かなり頑張ったな。
リーク情報では、$700-1000とか言われていたから、期待しすぎたのかも。

iPadは基本iPhoneをでかくしただけだが、iWorkが移植されたので、それなりの編集機能を持つ。

これで、iPadは、アップルのコンピュータとして史上最低価格のものになる。
この製品で、Netbook市場は痛手を受けるだろう。

ちょっと奮発すれば、買おうと思っていたネットブックではなく、クールなiPadが買える。PC買おうと思って、ちょっと贅沢してMac買うのと同じ衝動がおきる。

国内でもEモバイルシバリつきとかで、Netbook売り場でも売られるだろう。マカー以外でも、それなりに数はでるかもな。

しかし、自分のようなギークには面白みの無い製品だ。ま、買うだろうけど。納得いかんな。
失望感一杯で、1日を過ごした。

しかし、待てよ…

802.11n、1024×768スクリーン、打ちやすそうなスクリーンキーボード

…ん?こいつもしや

家の中でVNCやリモートデスクトップでつないだら、えらい使い易いんじゃないだろうか? そうすれば、

iPadが、家の中にある、全てのMac/PCのリモート画面になる。

昔、大失敗した、マイクロソフトのRemote Displayと言うのがあった。実は個人的に欲しかったのだが、値段が高く、手を出しかねた。
また、Remote Displayは、本当にダム端末で、ローカルの計算能力もない。

一方、iPadは価格は$499、しかも単体でiWorkが動作し、iPod Touch以上の基本機能を持つ。
これはイイ。こいつを母艦のリモート画面にすれば、家の中どこからでも母艦にアクセスできる。Macでも、PCでもだ。

風呂でも、トイレでも、ベッドでも、好きなときに高解像度の画面で、母艦の画面にアクセスできる。

しかも、オンスクリーンキーボードは素晴らしく使いやすそうだ。
iPhone用には、複数メーカーから、PC用のリモートデスクトップ・クライアント、Mac/PC用のVNCクライアントが出ている。おそらくこういったメーカーは、真っ先にiPadへの対応をすると思われる。

よし!自分で納得できる使い道が見つかった。

で、折角なので、実験をしてみることにした。


▼5年ほど前のタブレットPC。OSはXP for Tabletナンとか。iPadより200グラムほど重い。
解像度は1024×768で、iPadと一緒。ガタイはでかいが、LCDは10.4インチと、iPadの9.7とあまりかわらない。
余談だが、このOS、想像を超える使いにくさである。こりゃWindowsタブレットは黒歴史になるわけだ。


こいつをiPadと想定し、VNCクライアントをインストールし、実際にOSXの母艦につないで使ってみる。
今回、TightVNC Viewerという、高速と言われるクライアントをインストールした。


▼TightVNC Viewerを起動した、タブレットPCから、OSX (Snow Leopard)の母艦につないでみた。
それにしてもこのタブレット、片手で持つのはつらい。

▼実際にタブレット機から画面キャプチャしたもの。
iPadでもこんな感じで、MacOSの母艦にアクセスできるのでは。


母艦、タブレットとも、802.11gでつないでいる為もあってか、反応速度はあまりよくない。
しかし、Safariでブラウジングなどを行うことができた。


▼iPhoneからも、試しにMoca VNC LiteでOSX母艦につないでみた。
画面は狭いものの、正直TightVNC Viewerよりも、操作性はよい。


他にもいくつか、iPhone用のVNC Clientは、App Storeにある。高解像度対応の手間だけで、iPad対応が出来そうだから、この中の幾つかは、iPad出荷時までに移植されるだろ。
だとすれば、iPadを買ってすぐに、母艦のリモートスクリーンとして、活用できるわけだ。
Windows用の、より高速なRemote Desktop Protocolで接続できるiPhoneクライアントもある。

MacやPCのブラウザで色々開けていたり、あるいはなんかの作業をしていて、風呂にでもいきたくなったら、iPod持って行けば、シームレスに作業が継続できる。

iWorkなどのネィティブ環境で、文書などを効率よく作成して、VNCにコピペで流しこむことだって、きっとできる。

iPadは家中のコンピューティング・デバイスの中心として機能する。
歴史に消え去った、タブレット型デバイスが、かつてどの製品も成し得なかった役割を持つ。
iPadさえ手に持っていれば、全てのIP機器がコントロールできるはずだ。

というわけで、自分で納得して、iPadを買う気になれた。
あと気がついたのは、当初iPadは自分として、好きになれる製品ではなかった。リモートデスクトップ・クライアントとして使えることに気がついて、初めてポジティブになれた。
落胆した気持ちから一転、iPadが来るのが楽しみになった。

iPadは、ツイッターと一緒で、価値と使い道は自分で考えるもののような気がする。

iPadの価値に納得できない方、自分で色々考えてみてはどうだろうか。なんか見つかるかも。


【オマケ】ものはついでに、Kindle for PCで読書もしてみた。

KinldeのE-Inkと比べると、やはり格段に文字が見づらいし、目が疲れそうだ。
読書するならやっぱりKindle。機会があったら、一度はKindleのE-Ink画面を見てみるのをオススメ。
特に、Kindle DXの高解像度E-Inkの画面の美しさは異常。