~前置き~
Andoroid SDKのエミュレータのマニュアルを多分はじめて読んでみた。そしたら、どうやってやるのかわからなかった、ランドスケープ(横位置)表示の方法が書いてあった。
エミュレータ起動時にオプションをつけると、HVGA (320X480 = T-Mobile G1の解像度)横、QVGA縦、横と切り替えができる。ほお。<読めよマニュアル最初からw
>emulator -skin 起動モード名 (-skin 以下を省略するとHVGA-Pをデフォルトで起動)
起動モード名一覧:
HVGA-P 320×480 縦表示 (デフォルト)
HVGA-L 480×320 横表示
QVGA-P 240×320 縦表示
QVGA-L 320×240 横表示
できたできた。
~こっから本題~
iPhoneと違ってAndroidケータイは、現状多くのハードウェアキーを持っているが、横位置にしても、当然キートップの表記はそのまま、持ち手から見た位置もかわってしまう。これは実際に使ってみると違和感がかなりある。
Androidケータイはブラウザの世界に生きるGoogleらしく、ハードウェアキーに「戻る」キーがある。横位置に持ち変えると、下にあった「戻る (←)」キーが、右側に移動して、しかもキートップの刻印は下(↓)を向いている。(↓)を押して、「戻る」のは、実際使うとかなりキモチワルイ。MENUキーやほかのキーも、縦位置での利用を前提としたレイアウトで使いにくいし、しっくりこない。しかも、MENUやその他のアイコンの刻印が倒立して、見た目も悪い。
Googleはハードウェアを自前で持っていないせいか、ハードウェア・ソフトウェア間のUIの連携が、Appleに比べるとかなり適当な感じ。もっとも、フツーの国産携帯も普通にキー表示は縦位置しか考えてないけど、なまじAndroidのソフトウェアUIのデザインがよいので、ギャップがかなり気になるし、イラつく。慣れの問題だろうか。
一方iPhoneは、優れたインダストリアルデザインはシンメトリカルであるべき、というJobsの昔からの主張を貫きまくった、ほぼ左右対称のハードウェアデザイン。フルスクリーンタッチパネルは加速度センサーで縦横が切り替わり、オンスクリーンキーは常に同じ位置に移動する。1個しかないホームボタンの印字は、縦でも横でも変わらない■マーク。
しかし、Androidケータイを横持ちにして思うところは
「G1を含む、このデザインのAndroidケータイは片手持ちではまず使えない」
ということか。
iPhoneはギリギリ片手で横持ちでも使えるインタフェースになっているが、このエミュレータと似たデザインのG1は片手で横持ちすると、タッチスクリーンとキーの全部にまずアクセスできない。ハードキーを乗り越えてタッチパネルを押す右親指がつるか、ケータイ落っことすかはたまた両方か。まぁ大体にして、G1は筐体もでかいし、重いので片手持ちはどっちみち現実的でないかもしれんが。
~本題終わり~
ついでにQVGAの表示もやってみる。
C:>emulator -skin QVGA-P
スキンが変わって、なんか普通のケータイっぽいのが出た。QVGAはフォントサイズがかなりつらいが、きちんと表示できている。Google Mapもちゃんと表示できるのは立派。
も一個。
C:>emulator -skin QVGA-L
これは以前イベントかなんかで展示していた、テキサスインスツルメンツのAndroidプロトタイプのデザインと一緒のよう。
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