無料のWiFiファイル転送App、Discoverが1.0になった。他であまり紹介されていないようだが、かなり機能向上と新機能の追加がされていて、他の転送ツール系Appを、大きく引き離した感じがする。持ってない方、無料なのでぜひダウンロードをお勧めする。
追加機能が多岐に渡っているので、主要なポイントを項目ごとにまとめ。
その1. ユーザーインタフェースが大きく改善
▼こちらは旧バージョンの画面。
▼新バージョン1.0。画面下部のアイコンメニューの追加など、デザインも向上し、使いやすくなっている。
～残念なアップデート～
最新のDiscoverでは、iPhone SDKの新しい制約により、Photosフォルダへのアクセスができなくなってしまいました。現状、iStorage（有料）は、まだPhotosフォルダへのアクセスができるようです。詳しくはこちらへ。
▼i-Funboxや、DiskAidから、Photosフォルダにディレクトリを作って、そこへUSB経由で転送、iPhoneのDiscoverから見る裏技も健在。Discoverはビューアーとしても優れており、iPhoneで閲覧できるファイルフォーマットの多くをサポートしているほか、jpgファイルの拡大縮小性能も高い。
参考エントリ: Discoverがアップデート・コミックJPG表示能力が大幅改善
▼しかも、フォルダツリーを表示する機能までついた。
その2. MobileMeと自宅サーバへのアクセスが可能になった
▼ごらんのとおり。他のiDiskにアクセスするApp同様、MobileMeアカウントとパスワードを設定すれば、簡単につながり、ダウンロードできる。
自宅サーバへのアクセスだが、これは無料のDiscover Serverをインストールする必要がある。現在Mac版のみダウンロード可能。Windows版とLinux版は鋭意開発中らしい。
▼Mac版のDiscover Serverの画面。iPhoneのDiscoverから接続するユーザ名や、パスワードを登録。
▼サーバの設定ができたら、今度はiPhone側のDiscoverから登録。
▼きちんと接続できた。サーバに日本語名つけたら文字化けしたのはご愛嬌。JBしてないiPhoneでは階層が浅いのであまり役に立たないが、自鯖のフォルダツリーが見られるのは便利。WAN接続はテストしていないが、ポート転送などをきちんとしてやれば、多分問題ないと思われ。
その3. ポート番号の変更と、3G経由での接続が可能に
▼設定画面から、転送ポート番号が変更できるようになった。これはセキュリティ上たいへんよろしい。ポート決めうちだと、ハックされる危険性があがるからねぇ。
▼しかも、3G経由でも外部から接続できるようになった。、さらにリモート接続時に表示されるメニューが非常に使いやすくなった。シンプルなインタフェースに切り替えることができる。
広告が画面に表示されるものの、この高機能ファイル転送ツールがタダとは。持ってない方、ダウン超推奨。
あと、広告なし版のProってのも、開発元としては、同時リリースのつもりだったようだが、残念ながら時間差でApp Storeにはまだ登録されてない。お世話になっているので買おうと思ったのに残念。
