同僚がUSで評価用にT-Mobile HTC G-1を買ってきたので、ちょっと拝借して1時間ほど使ってみた。SIMロックが掛かっているため、WLAN経由で接続して使用した。
▼実物をさわるまでは、もっとゴツイのかと思っていた。実際はけっこうコンパクトで、愛着のわくサイズ。ポケットに入れても邪魔にならないし、フツーに携帯な感じ。本体の表面処理もマットな感じで、それなりに高級感あり。電源OFFからの起動は、iPhoneほどはかからない。日本の3G携帯程度の起動時間かな。
▼iPhoneとならべて記念撮影。G-1の画面は当ブログだが、iPhoneと同様のレイアウトに表示されている。最近WordpressのiPhone表示用plugin、WP-TouchがAndroidでの表示に対応したが、きちんとAndroidからのアクセスを認識しているよう。ちなみに、Android SDKのエミュレータからだと、WP-TouchはAndroidからの接続と認識してくれない。
▼G-1はiPhoneのように縦横位置を自動検地して表示を切り替えてくれない。キーボードを出すことによって、初めて横画面に切り替わる。iPhoneになれている人が使うと、そうでない人よりも、色々なれるのに時間がかかるかも。あと、やはりオンスクリーンキーボードがないのは、かなり致命的な問題かと。入力するたびにいちいち横位置にして開くのは面倒くさい。それと、ハードウェアボタンもやっぱり縦横持ち換えると、非常に違和感がある。
キーボードは、それなりに打ちやすい。少なくともiPhoneのスクリーンキーボードよりは、少ないミスでより速く打てそう。ただし、いただけないのは右端のでっぱり部分。これのため、右手で打つキーに届きにくくなっている。
▼G-1とiPhoneでStreetViewを表示してみる。ちょっとだけ使って見た感じでは、操作性はiPhone版の方がいいようだ。移動するためのカーソルの大きさなどがG1版では画面サイズに対して小さすぎたりする。比較さえしなければ問題ないレベルだが、やはり実機をベースに開発をしたiPhone版と、Googleが完成させたものをベースに、ハードを作ったという順番の違いが大きいのかな。
▼方角の移動は、iPhoneのフリックと同じ感覚。G1のストリートビューはグリグリ動いてすごい、という噂もちらほらあるけど、実際に両方を動かしてみると、iPhoneの方が雰囲気フレームレートも高く、またガタツキも少ないように思えた。それよりもなによりも、やっぱりiPhoneの方が画面が大きいのと、マルチタップでピンチインアウトが使えるのがいい。
▼裏ブタ部分はまるごと外れて、充電池、SIMへアクセスできる。開けて中身が見えてしまうと、なぜかちょっとガッカリした。ブラックボックス化されたiPhoneに慣れすぎているやうだ。
▼データの入出力・充電・イヤホンジャック兼用のミニUSBコネクタ。日本の携帯式の、外すとピローンとなるゴムっぽい蓋だ。これも開けると、安っぽさが出てガッカリした。
▼外部メモリは1GBのMicro SDが付属。ここにも、ピローンの蓋。ガッカリ。
裏側の写真を撮るのをすっかり忘れていたが、AFカメラ内蔵。ピントはコンデジ並とまではいかないまでも、それなりのスピードで合焦する。
▼机の上にあったペットボトルのお茶を撮ってみる。こんなに寄ってもちゃんとピントが合うのは立派。
(T-Mobile G1で撮影/無加工)
▼同じ距離・画角をiPhoneで撮影してみた。短焦点でマクロもないので、当然だが、ひどい有様。
まとめ: 思ったよりもかなりイイ!SDKのエミュレータで色々遊んでいたので、Android自体には新しさを感じられなかったが、実機で触ってみると、エミュレータではわからなかったAndroidの良さが見えてきた気がする。HTC G1自体は、Android初号機なので、細かい作りこみや、Androidと端末の操作性のバランスに、色々問題はある。でも今後いろんなメーカーからAndroid機が出てくると、細かい部分ももっと洗練されて、使いやすくなっていくと思う。間違いなく、現状ではAndroid搭載機(いまはG1しかないが)は、iPhoneの強力な対抗馬になると思う。少なくとも、自分のiPhone取り上げられて他の買え、といわれたらAndroid搭載機買う。
@Woggieeeeをフォロー