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【iPhone_JB】iTunes 9.1リリース、Jailbreakへの影響と対策

iPhone_JB

追記2: iTunes 9.1にアップグレードしたあと、iPhoneを認識しない問題が出ている。こちらの記事によれば、iTunes 9.1を再インストールすれば直るとある。また、システムを再起動したら直ったという、ツイッターでの報告もあった。

追記1: iTunes 9.1.で、i-FunBoxの動作に問題が出ている。詳細はこちら

今日、iTunes 9.1がリリースされた。リリースの主な目的は、iPadやiBookへの対応、Geniusミックスの機能追加など、という事になっている。
ipswのリリースと同様、iTunesの更新があると、Jailbreakへの影響が気になる。

iPhone Dev-TeamのMuscleNerdコメントによれば、

 

iTunes 9.1はPwnageTool (mac)、mac+pc redsn0w、DFUモード、Saurikのサーバなど、jailbreak全般で問題はない。(blackra1nはクラッシュするが、これはAppleの問題ではない)

iTunes 9.1 safe for overall jailbreak, unlock, PwnageTool, redsn0w mac+pc, DFU mode, saurik’s server. (blackra1n broken, not Apple’s fault)

 

とある。blackra1nはWindows/iTunes 9.1環境下において、問題が発生するらしい。
すでにJB済みの人には、影響は少ないかと思う。が、tethered JBの人は、blackra1nが起動しなくなると、デバイスのリブート時に大変困ったことになる。

実際に確かめてみた。
実験した環境は、Windows 7 32-bit Ultimate。使用したiPhoneは3G、公式iPhone OS 3.1.2。

 

このエントリはjailbreakの解説ではないが、お約束。

jailbreakの実行は全て自己責任で。


▼iTunes 9.1をインストールした状態で、blackra1nを実行すると、このエラーがでる。

ASL.dllは、Apple Application Support LibraryというものでiTunesのインストール時に

C:\Program Files\Common Files\Apple\Apple Application Support

の下に配置される。
blackra1nは、iTunes 9.0のASL.dllにハードコードされているのか、iTunes 9.1にすると、上記のようにエラーになるようである。

 

▼ASL.dllのエラーダイアログでOKを押すと、blackra1nが起動するが、make it ra1n を押すと、エラーが出て停止してしまう。

確かに、この状況だとtethered JBの人や、blackra1nで再JBする際には困ったことになる。

この問題への非公式対処として、iH8sn0wが、blackbreezeというツールをリリースしている。

▼blackbreezeの起動画面。

 

▼Fix my ra1n!を押し、blackra1n.exeを指定すると、パッチ済みのblackra1n-fixed.exe というファイルをセーブする。
この画面では、blackra1nはiTunes 9.1用に修正出来た! と出てはいるものの、セーブしないでキャンセルしても出るので注意。

 

▼blackra1n-fixed.exeを実行すると、ASL.dllのエラーは出なくなっており、make it ra1nで普通にJBできた。
手持ちにtethered JBのデバイスがないため、確認できないが、おそらくリブート時のフックにも問題なく使用できると思われる。

【おまけ】

iTunes 9.1からだと思うが、iPhoneの色をきちんと識別、表示するようになったようだ。

▼上が3GSブラック、下が3Gホワイトをドックした状態の表示。

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