先週末にリリース予定だったSn0wbreeze。作業が遅れ気味だったようで、リリースは延期と思われた。
しかし、リリース前にベータテスターから、コードの流出があったらしく、取り急ぎ、iH8sn0wのサイトに、Simple版パブリック・ベータが公開された。
公開されたSimple版は、カスタムAppのプリインストールなどの、独自の機能が削除されたもの。
フル版のインストールは米国時間の月曜日の予定だった。
が、Twitter上で議論が盛り上がり、結果としてSimple版パブリック・ベータは、すぐに取り下げられた。
MuscleNerd:
@iH8sn0w おまえ、PwnageTool JBバンドル・パッチ・画像をクレジットなしで、直接使ったろ?おまけに、xpwnのライセンス違反だ。
Geohot:
@iH8sn0w MuscleNerd に同意。sn0wbreezeはスクラッチから作ったのかと思ってた。GPLとオープンソースのルールを守ってくれ。そうじゃなきゃ、俺みたいに自分で全部作れ。
iPhone ハッカーズ、名誉だけがモチベーションだけあり、貢献者の名前のクレジット、GPLやオープンソースのライセンスには、極めて厳格な立場を貫いているようだ。
前に散々叩かれた時と違い、Musclenerd、Geohot、P0sixninjaらお歴々は、結構親切にどう対処すればいいかをアドバイスしていた。
しかし、iH8sn0wが犯した問題は多岐に渡り、到底数日で修正できるボリュームではないようだ。
Pwnage Toolのバンドルを無許可・ノークレジットで使っていた件、xpwnのGPLに反した点だけはなかった。
リリースされたSn0wbreezeのパッケージにiPhoneのブートローダが含まれ、依存する形でコーディングされていた模様。
現在、iH8sn0wが依存部分の修正をしているらしいが、おそらく1週間以上はかかるのではないだろうか。
一方、sn0wbreezeのリリース数日前に、Dev-Team側に新しい動きがあった。
おー、ずっと無くなっていた、redsn0wのソースコードの復旧に成功した :) 興味のあるヤツいたら、3.1.2ファームウェア用に移植するぞ。 (mac+win+linux)
って、興味のあるやつだらけだろjk。
どれだけMusclenerdに大量のmentionがあったかは知らんが、Windows/Linuxへの作業は進行中の模様。
本家Redsn0w Windows版が先にリリースされてしまうと、Sn0wbreezeの存在価値はかなり低いものになる。
さて、どうなるのか。
ちなみに、一時アップされたSn0wbreeze Lite Simple版をダウンロードすることはできた。
実際に使って3.1.2 CFWをビルドすることはできたが、こういう状況なので、実際に復元するのはやめておく。