追記: 9/10現在、Appleは3.1以外への3GS復元問い合わせを受け付けなくなった。
結果として、iBEC & iBSSは取得できなくなってしまった。詳細はこちら。
【iPhone3GS_JB】 Dev-Teamから、復元中に2個ファイルを取得しろとお達し
で書いた、iPhone 3GS Jailbreak用に、Dev-Teamが指令を出している、2つの署名済みファイルを、iTunesの復元作業中にかすめ取る方法のWindows版まとめ。
Mac版はiClarifiの記事参照。というかWindows版も見たほうがよいかと。
7/4/追記:なんか便利そうなツールが登場 ECID Grabber & iBEC and iBSS Grabber
しかし、3GSのJB、あまりに敷居が高すぎる。Dev-Teamの今言っていることー実際にJailbreakできるiPhone 3GSは、3.0上でこの作業を行った個体だけになるーが、霍乱目的でなかったとすると、市場に存在するJB 3GSの数は、相当少なくなる。
そうなると、3GS以降 (ipswファイルにECID署名可能なモデル) でのJB普及に歯止めがかかることになる。
果たしてこの戦い、Appleの勝ちとなるのだろうか。
※JBやアンロックには、リスクが伴いますので、作業にあたっての質問などは受け付けませんし、一切の責任は取れません。
全て自己責任でお願いします。
- iBEC.n88ap.RELEASE.dfu (通常の復元時に生成)
- iBSS.n88ap.RELEASE.dfu (DFUモード復元時に生成)
通常の復元での署名済みファイル(iBEC)取得
▼まずはTunesにつないで、iPhone 3GSのバックアップを取る。
▼Windowsメニューの実行から、%temp%を入力し、Tempディレクトリを開く
▼Tempディレクトリは、表示を日付順で、新しいものが一番上に来るようにして開けておく。
作業前に、隠しフォルダが見える設定になっているか確認のこと。
ファイルのゲットは、アクションゲーム並みの俊敏さが要求されるので、不要なファイルの消し推奨。
あとでiTunesから復元するときは、このディレクトリを指定する。
OS 3.1 betaを、同じマシンでダウンロードした場合、間違って3.1 betaにしてしまわないように、3.1用のipswを他の場所に移して消しておくことをお勧め。3.1にあげてしまうと、モデムベースバンドがあがって しまい、Ultrasn0wを使えなくなる。
▼復元を開始すると、今まで見たことがないダイアログが登場。
おそらく、これがECID署名済みのipswかどうか、Appleのサーバと通信するプロセスの確認。
3GSのJBでは、今回入手する2つの署名済みファイルをアレコレして、Appleのサーバをだますものと思われる。
▼復元の作業中、Tempフォルダに、perD1.tmp のようなフォルダ名が現れる。
この中に必要なファイルが入っているので、ctrl+cで内容を素早くコピー、ctrl+vで作業用フォルダにペーストする。
結構タイミングがシビアで、iTunesが作業中だとコピーできないし、まごまごしていると、iTunesがフォルダを消してしまう。
私の場合、iPhone上にiTunesにつなげアイコンが出たあたりで登場、3分ぐらいで消えた。
ももさんにコメントでいただいた裏技で、ファイル復元ユーティリティを使って、あとで取り出す、というのもアリ?
ま、どんな方法でやったにしろ、現状きちんとできているか、確認する手段がない。慎重派の人は、いろんな方法でやっておくとよいかも。
7/4/追記: iBEC and iBSS Grabber を使うと、ファイルの獲得作業を自動化してくれる。使ってみたが、手作業でTEMPディレクトリを監視してゲットするより、かなり楽。
▼捕獲した PerD1.tmpディレクトリ。フォルダ名は作業するごとに変わるようだ。
復元がおわったら、最初に取ったバックアップから、普通に復元して、もとの設定に戻す。
どうせもう一回復元作業をするんだから、戻さなくてもいいような気がするが、iClarifiedの説明に書いてあるから、念のためそのとおりにした。
DFUモード復元での署名済みファイル(iBSS)取得
▼今度は、iTunesにつないだiPhone 3GSをDFUモードにする。
(home+standby10秒、standby離してusb認識音待つ)
▼iTunesから、shift+復元で、作業用ディレクトリの3.0ファームウェアを指定。
あ、いずれにせよアクティベーションする必要があるから、それでいいのか。
▼前回同様に、復元作業中に出現したフォルダを捕獲。
今度はフォルダ名はPer10D.tmpだった。
▼お目当てのiBSS.n88ap.RELEASE.dfu。あれ?なぜかiBECファイルの方も同時に生成されてる。妙だ。
バックアップから復元して、終了。