▼フリービットから、iPhoneをサーバにするというキャッチのApp、Serversmanつーのが出た。Appの系統としてはBriefcaseとか、iStorageのようなファイル転送、ビューアーだ。異なる点はフリービットのサーバーを経由して、3G・Wifiどちらの接続でも転送できる点。
普通の使い方はこちらを読むか、無料なので、App Storeからダウンして、実際に試してみるとよろしいかと。
インストールで注意点がひとつ。Appを最初に立ち上げると、emailアドレスなどを入力する、ユーザ登録画面になるが、認証メールはiPhone以外で受け取って、認証キーを確認すること。iPhoneのメーラーを立ち上げて、Serversmanの登録画面を終了してしまうと、最初からやり直しになるので注意。
BriefcaseとかiStorageなどの、既存の転送Appは、Wifiでしか使えないとされているが、実は一部には3Gでも接続できてしまうものがある。(どれなのかは忘れてしまったが、複数あった)
とすると、別にServersmanには、なんら新しい点がない気がするが、フリービットのサーバーが、自分のiPhoneのIPアドレスと、アカウントを紐付けしてくれるので、WiFi、3GともローカルIPアドレスをいちいち入れる必要がない。Serversmanのアカウントにログインできるマシンなら、どれでも、どこでも自分のiPhoneにファイルを転送したり、iPhoneのServersmanのドキュメントフォルダから取り出したりできる。
すばらしい。そうすると、iPhoneをポケットに入れておいて、いつでも友達に自分のiPhoneにファイルを転送してもらったり、iPhoneにダウンロードしてもらったりできる・・・ような気がするが、スタンバイ時には、サードパーティAppはバックグラウンドで動作することができない。
したがって、Phoneがオンになった状態で、Serversmanを起動してないと、転送はできないのであった。iPhoneがオンの状態でも、ファイル転送中に勝手にスタンバイになって、通信が切れたりするんだろうなぁ (通信中に勝手にスタンバイするかどうかは確認してないけど)
ならば、バックグラウンドでServersmanを動かせばいいんじゃね? と思ってテスト。
▼JB App、Backgrounderを使った。Serversmanを、自動でバックグラウンドに入れるように設定しておいた。
▼で、Serversmanを起動、サービスにログイン。Backgrounderにより、Serversmanがバックグラウンド・スタンバイ時の動作が可能になっているはず。
▼母艦のブラウザからServersmanのサービスにログイン。
ここでiPhoneを3Gオンリー、スタンバイ状態にして、母艦側からファイルを転送してみる。
▼MP3、pdf、MOVファイルを、スタンバイ状態のiPhoneに転送してみる。問題なく終了。しかし、今のServersmanのwebアプリの仕様では、ファイルを一個ずつしかアップできないので、ちと面倒くさい。ついでに言うと、転送中なのかどうか、マウスカーソルの状態でも見ないと、よくわからないので不便だ。
▼終わったようなので、iPhoneをオンにして見ると、うはwwwスタンバイ状態でも、ちゃんと転送されていた。ナーーーーイス。
しかし、バックグラウンドでServersman常駐して、メモリ消費がちと気になるので確認してみた。
▼常駐前のメモリマップ
▼常駐後。思ったよりもメモリ消費しない。これならいけるかも。
他にもバックグラウンド状態での、転送を試してみた。
- iTunesをフォアグラウンド再生中のiPhoneにファイルを転送 →おk
- 電話中のiPhoneにファイル転送 →おk
よし、これで本当に「ポケットの中にサーバ」が実用になりそう。
まとめ:
わんだほーな結果。つか、こういうのをMobileMeに実装しろよなアップル。
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