【チラシ裏】アップルを創った怪物―ウォズニアック自伝

Jobs関係の本は沢山出ているが、この本は初めてWozが自分について語った本。Woz知らない方: Woz=Steve Wozniak=Jobsとのアップル共同創業者=Apple IIを一人で開発した天才。

オサーンの昔話をすると、Apple黎明期では、Wozのファンの方がJobsファンよりずっと多かったと思う。自分も例外でなく、Wozの書いたと思われるApple IIのアセンブラ・ガイド(名前忘れた)をぼろぼろになるまで読み、CALL-151でモニタからアセンブラでコードを書いていた。Mac 128kにも手を出さず、Apple IIGSのWozサイン入りモデルを買うほど、Apple IIアーキテクチャーに入れ込んでいた。
最近のWozは、iPhone 3Gを買うのに、Apple Storeの大行列に割り込んだり、(一応まだApple社員なのに)Jailbreakを啓蒙してたり、ろくな話がないが、昔はもっとスケールのでかい変なことをやるエンジニアだった。

この本は最初の50ページぐらいは、ご自分の自慢と(けして鼻持ちならない風でなく、よくいるエンジニアのご自慢つぶやきっぽい) 幼少時代のお話とで、かなりぬるい内容だった。もしや、つまらん話で最後まで行くかと思ったが・・。

1日で一気に読了した。大変面白かった。

  • 6Kベーシックを書いた話とか。
  • LDA #44はアキュムレータに$44をロードしろという意味だとか。
  • ブレイクアウトをApple IIに自分で移植した話とか。
  • シュガートのFDDドライブを手に入れて、接続ボードを設計してソフトをあっというまに書いた話とか。

本当にすごく懐かしかった。Jobs本でもこういったWoz伝説は書かれているけど、開発の現場の話は、この本ほど多くは割かれていなかったし、技術者の視点で書かれるのも初めてだ。思わず押入れからApple IIを出してきてブートしたくなった。(妄想乙wうちの押入れにそんなものないって)

この本は、上にリストした5項目を見て「おお、なつかしー」と思える人。もちろん、Wozフリークの方。それから、アップルの歴史に興味のある若いエンジニアの方にも是非読んでほしいと思った。

技術にあまり興味のない方とかには、逆につまらん本かもしれまい。