6月17日、突然にKindle Paperwhiteの2015年モデルが発表された。
新Kindle Paperwhite、既に購入された方、何か不明な点があったら、下記も参考にどうぞ。
日本版 Amazon Kindle / Fire シリーズ FAQ【まとめ】
本日6月30日、早々と現物が到着したので、ご紹介。
▼いつものコンパクトな化粧箱で到着。
▼開梱後の中身
購入したのはWiFiのキャンペーン(広告)付モデル。プライム会員価格なので、驚きの10,280円。
E Inkパネルなので、電源オフの本体に起動方法が表示されたままの画面で到着。
1080×1440 300ppi E Inkパネルを搭載した新モデルは、これまでのPaperwhite (758 x 1024 212ppi) と比べて、明らかに鮮明な画面表示。
▼起動して、言語とWiFiの設定が終われば、いつものチュートリアル画面
すべてのKindleで共通だが、Amazonから直接購入すると、到着時にはすでに自分のAmazonアカウントが割り付けられ、何も設定しなくてもアクティベーションが完了しているのは便利。Amazon側からしてみれば、到着後つつがなくユーザーがバンバンKindle本を買える環境を整えているだけなわけだがw
通常、発送時に”Kindleへようこそ”的なメールが送られてくるが、出荷前のタイミングでAmazonのアカウントと端末のひも付けが行われ、同時にメールが配信されていると思われる。
▼Paperwhite (2013)/ Paperwhite (2015)で外観を比較。
仕様上外寸は全く一緒で旧モデルと変わらない。筐体の金型も共通と思われ、違いはKindleロゴの処理ぐらい。スペック上は重さが数グラム違うが、持ってみても違いはわからない。
▼Paperwhite (2013)/ Paperwhite (2015)裏側
裏返してみると、こちらもAmazonロゴの仕上げが光沢→ツヤ消しに変わっている。ここで、ついでに2012年の初代Paperwhiteとも比較してみる。
▼Paperwhite (2012)、Paperwhite (2013)/ Paperwhite (2015)の前後
Paperwhiteは歴代3モデルあるが、この3つは、写真で見るように裏側のロゴの表示で見分けることができる。2012年モデルはKindleと表示され、2013年モデルはツヤありのAmazonロゴ、 2015年モデルはツヤなしのAmazonロゴ(写真で見えにくいが) だ。
外観こそ変わらないものの、Paperwhite (2015)の内部は大きくアップグレードされている。実際に仕様を比較してみよう。
ディスプレイ 6" E Ink®パネル (Pearl)
758 x 1024, 212ppi
モノクロ 16階調
フロントライト6" E Ink®パネル (Carta)
1080x1440 300ppi
←
←←
←
←
自動調光フロントライト
反射防止強化ガラスプロセッサ Freescale, i.MX50
1GHz (256MB RAM)Freescale i.MX6SL
1GHz (512MB RAM)←
←ユーザ・
インタフェース静電容量タッチパネル ← ←
ページ送りボタン x4本体色 ブラック ← ← 外寸/ 重量 169 x 117 x 9.1mm/
206g (WiFi)
215g (3G+WiFi)←
205g (WiFi)
217g (3G+WiFi)162 x 115 x 7.6 mm
180gメモリ容量 4GB ← ← 使用可能時間 8週間
ワイヤレスオフで1日30分使用最長6週間
ワイヤレスオフで1日30分使用← ワイヤレス 802.11b/g/n
GSM + HSDPA (3Gモデル)←
←←
←オーディオ なし ← ← 価格 WiFi
14,280(広告付き)
16,280(広告なし)
WiFi+3G
19,480円(広告付き)
21,480円(広告なし)
※プライム会員はさらに
4000円値引きWiFi
21,480円(広告付き)
23,480円(広告なし)
WiFi+3G
26,680円(広告付き)
28,680円(広告なし)
2013年モデルから2015年モデルへの最も大きな変更点は、E InkパネルがKindle Voyageと同様の300 ppiにアップグレードされた点だが、それ以外にも、多くの部分でVoyageに匹敵するスペックにアップグレードされているのがわかる。プロセッサーとRAMが更新されているが、ページ送り、リフレッシュ速度など、Paperwhite 2013、2015、Voyageで比べても明らかな差は感じられない。
▼Paperwhite (2015)とVoyage (2014)のパネル部分比較
VoyageがまだPaperwhite (2015) に勝る部分は、
- 画面がゴリラガラスのストレートデザイン
- フィードバック付きページ送りボタン
- マグネシウムボディでやや小型軽量
- 環境光センサーによる自動フロントライト調光
ぐらいだ。そして値段差は7000円。プライム会員なら11000円もの値段差である。
Kindle Voyage の詳細は、下記のエントリをご参照。
▼テキスト画面の比較 上からPaperwhite (2013)、Paperwhite (2015) 、Voyage
フロントライトオフで撮影、無加工。クリックで拡大。
拡大してみると、一番上のPaperwhite (2013)のフォント表示は、Paperwhite (2015)とVoyageに比べてかなり不明瞭なのがわかる。
▼歴代のE Ink Kindleモデルを並べてみた。
上段左から 初代Kindle、Kindle2、Kindle 3(Kindle Keyboard)、Kindle Touch、Kindle 4
下段左から Paperwhite 2012、Paperwhite 2013、Kindle 2014(Kindle 5)、Kindle Voyage、Paperwhite 2015
【まとめ】
- 1080×1440 300ppi E Inkパネルを搭載したPaperwhite (2015)、表示は素晴らしく鮮明で、旧モデルとかなりの差。同じ新型Carta e Inkパネルを使うハイエンドKindleのVoyageに引けを取らない。
- Voyageとの機能差は僅かだが、7000円(Primeなら11000円)も安く購入できる。
- 旧型の解像度に不満のある方、初めてKindleの購入を検討してる方には、かなりおススメ。
- Voyageの立場って一体。。
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