7/19追記: 通りすがりさん、@messiaen001 さんから、Cydiaでのインストールができる情報をいただいたので、本文に加筆。
なぜかあんまり取り上げられてないが、GriP便利である。iPhone版のGrowl (Growl for iPhone) という位置づけらしい。
▼文章で説明するより、ビデオがYouTubeにあがっているので、まずはこちらを。
【BGM音量注意】
GriPはまだベータ版なので、Cydiaにあがっていない。若干面倒だが、手作業でインストールする必要がある。
Gripをインストールする方法は、Cydiaからインストールする方法と、networkpxのGoogle Codesサイトからdebパッケージをダウンロードする2種類の方法がある。
通りすがりさんのコメントによれば、Google Codesの方がバージョンが新しいことがあるようだが、7/19現在、Cydiaでも0.1-11pがあがっていた。
- GriPはMobile Substrateを使用するので、事前にCydiaからインストールしておく。
Cydiaからインストールする方法
- Cydia > More Package Source から、Hackers DOT NLを追加・インストール。
あとはGriPでサーチをかければ出てくるので、それをインストール。
networkpxのGoogle Codesサイトからダウン・インストールする方法
GriPの開発は、networkpxという、iPhone向けのjb appを手がけるオープンソース・プロジェクトによるもの。
実行ファイルと、ソースコードが、networkpxのサイトからダウンロードできる。
GriPのバージョンは現在 0.1-11p。ダウンロードページから、hk.kennytm.grip-0.1-11p.deb をダウンロード。
ダウンロードしたdebファイルをiPhoneの /var/root へ転送。
TeratermなどSSHでつないで転送してもいいし、iFunBoxやDiskAidなどの転送アプリを使ってもおk。
かえって面倒な気もするが、iPhoneで直接ダウンロードして、iFileなどで /var/rootへコピーしてもよいかも。
- 転送したdebファイルを、rootでインストール。SSHで母艦からでもよいし、Mobile Terminalからでもおk。
#dpkg -i hk.kennytm.grip-0.1-11p.deb
あとはrespringすれば終了。
▼GriPがインストールされると、メールの着信と同時に、こんな小さなダイアログが出るようになる。
プッシュでも、フェッチでも表示される。
利用コンセプトとしては、ユーザの現在の作業を極力邪魔しない、となっており、放置しておくと勝手に消えてしまう。
▼上記のダイアログが出ている間にタップすると、メールの概要が表示される。
ためしていないが、複数メールが来た場合には、それぞれがこの画面に表示されると思われる。
Launch Mailを押せば、iPhoneのメーラーが起動する。
▼さらに、上記で表示された概要のペインをタップすると、メーラーを立ち上げなくても、全文を読むことができる。
未読フラグの設定や、削除までここで行えてしまう。
しかも、GriPのこのメール表示機能 “You’ve Got Mail”、マルチタスクで動いているのである。
これまで起動していたAppはバックグラウンドで待機しており、You’ve Got Mailを終了すれば、何もなかったかのように戻ることができる。
普通であれば、なんか作業中に『コーン』ってメールの音がしたら、読みたければいったん中断するしかなかった。
GriPがあれば、効率よく作業とメールなどの確認が両立できる。
さらに、メールのアラートだけではなく、プッシュのアラートもスヌープして、GriPで表示してくれる。
▼Twitterのプライベートメッセージをプッシュしてくれる、Boxcarのプッシュを受信したところ。