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【Netbook】 爆速起動、Moblin v2 Core Alpha

Moblin v2 Core Alphaがリリースされているので使ってみた。

参考記事:

ネットブックにWindowsなど要らない…超高速起動の新OS「Moblin v2」が開発中
(GIZMODO)

Moblinは、インテルが主導する、MID/Netbook向けLinuxを開発するオープンソース・コミュニティ。最初のバージョンはもともとMID用に作られていたようだが、その後Netbook用にも改善され、UbuntuのNetbook Remixに、技術やUIなどが採用された

今回のv2 Alphaは、Netbook環境での高速起動が目玉のもよう。
テスト・ドライブ用のイメージは、ライブISO、KVM/VMWare用の仮想化イメージの3種類がアップされている。
ダウンロードと解説ページはこちら

▼VMWare Workstationに、Moblin v2をマウントして起動。画面にアンテナがついたLinuxペンギンは、Moblinのマスコットキャラ。すごい勢いでテキストが表示されていき、

bootscreen

▼あっというまにデスクトップへ。v1ではGnomeだったデスクトップマネージャが、XFCEに変更されたことも、高速起動に一役買っているようだ。

desktop

実際に起動時間を計測してみると、VMWare ワークステーション上で起動ボタンを押してから、デスクトップが表示されるまで、わずか17秒。
手持ちのEee PC 900でネイティブ起動速度を計ってみたいのだが、Moblin v2はSSE3を必要とするので動作しない。(Eee PC 900のCPUはMobile Celeron) 代わりに、Lenovo Thinkpad X61sでライブイメージの起動スピードを計測してみたら、GRUB画面からデスクトップまでは15秒以下。感動的な起動速度。

システム全体を高速起動に最適化した、Splashtopには及ぶべくもないが(コールドブートから9秒でデスクトップ)、フルセットに近い状態で起動するOSとしては、Moblin v2、かなり立派なもんである。

参考記事:瞬時に起動するLinux環境Splashtop (IT Media)

といっても、現状のCore Alpha版では、アプリも殆ど登録されていない上、追加もできないし、ドライバ類も同様。まぁいまのところ、高速起動の味見用だが、今後この技術がどのLinuxディストリビューションに採用されていくのか、楽しみである。

 

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