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VINTAGE MOBILE | 骨董ガジェット

代表的なモバイルガジェット(大きくても片手で持てる程度の大きさ)の初代機・最終機または記念碑的なガジェットを集めています。

原則付属品・化粧箱つき、または新品同様の品を、散財しないよう原則$200以下で入手するようにしています。

このページでは年代別に収集した所蔵品の写真と関連情報をまとめています。

骨董移動端末館』という記事で所蔵品の詳細をぼちぼち紹介中で、紹介済みのものはリンクをつけてあります。

掲載中の所蔵品の画像は、全て拡大高解像度表示できます。

1970’s

世界最初のパーソナル電卓: Casio Mini 

1972年8月3日発売 🏅国立科学博物館 未来技術遺産  

初代カシオミニは、電卓が大手法人向けの高価なものしかなかったころ、個人を対象として発売された最初の電卓です。当時の平均大卒初任給が39,900円のところ、カシオミニの価格は12,800円と、十分手が届く価格設定になっていました。結果として、電卓の個人所有の爆発的ブームを起こしました。
コストダウンのため、液晶は6桁分しか搭載されていません。当時の個人や小さな商店のお金の計算なら6桁(100万円台)あれば十分という開発側の思い切りもあったそうです。

初代ミニには、なぜか型番がありませんでした。後継機種のミニ CM-601で初めて型番が付けられました。

カシオミニ生誕40周年記念に400個だけ製造されたミニチュア・カシオミニと。
ミニチュアの方が桁数が多いのがちょっと笑えます。

 

1972年、カシオミニ発売当時のカタログです。
Casiomini_brochure_frontnback

カシオミニ兄弟機、Unisonic Mini & Remington 661

初代カシオミニは、アメリカのメーカー、Unisonic社とRemington社にOEM供給されていました。並べてみると縦横でデザインが異なるものの、キートップの形状やLEDの表示から兄弟機であることがすぐ分かります。

Unisonic社の製品の名称はUnisonic Mini Calculatorです。

裏蓋には燦然とMADE IN JAPANの文字が。

Remington社の製品の名称はRemington 661です。

こちらも裏蓋にMADE IN JAPANの表示。

両機ともアメリカで飛ぶように売れたらしいです。本家カシオミニも爆発的な売り上げだったし、当時のカシオの工場は物凄い勢いで生産してたんでしょうね。

 

世界初の液晶パーソナル電卓: Sharp コンペット EL-805  

1973年5月発売 🏅国立科学博物館 未来技術遺産登録

Sharp コンペット EL-805は、世界で初めて低消費電力のCOS-LCDを開発・搭載した、初のパーソナル液晶電卓です。単三電池1個で100時間もの連続使用が可能になり、爆発的なヒット商品に。『液晶のシャープ』の時代を切り拓く最初の製品となりました。

LCD、キーパッドセンサー、基板が一体化したEL-805のCOS(Crystal On Substrate)-LCD。
el805_coslcd

1983 

世界最薄・フィルム電卓: Casio SL-800

1983年4月発売 🏅 国立科学博物館 未来技術遺産登録  🏅 MOMA永久所蔵品

Casio SL-800は発売された1983年当時世界最薄、多分現代に至るまでも世界最薄の電卓です。クレジットカードサイズで、厚さはわずか0.8mm、重さ12g。ここまで薄くする必要があったかどうか疑問ですが、贈答用を中心に世界中でよく売れていたそうです。
SL-800は美しいデザインが評価され、アメリカのMOMA美術館の永久所蔵品に指定されています。

 

世界初の電子手帳: Casio DATABANK PF-3000

1983年5月発売

カシオデータバンクシリーズ第一号。計算機能に加えて、電話帳、メモ、スケジュール、ファイル記憶機能などを搭載し、世界最初の電子手帳と位置付ける事ができる製品です。

このCasio PF-3000に加え、PF-8000(1984年)、IF-8000(1986年)は、電子手帳のコンセプト確立、手書き文字認識、タッチパネル入力など、後年のハンドヘルド・PDAからスマートフォンに多大な影響を与えた製品といえるでしょう。

元祖スマートウォッチ: Seiko Data-2000

1983年後半発売

Seiko Data-2000はプログラム可能な、世界最初の腕時計です。付属のドッキングステーションを使い、最大2000文字までのデータをDATA-2000に記録できました。日本国内向けはUC-2000の型番で1984年発売。UC-2000はリストコンピュータや腕コンの愛称で呼ばれていました。

 

1984

世界初の手書き文字認識電子手帳: Casio DATA BANK PF-8000

1984年発売

Casio DATA BANK PF-8000は、世界で初めて手書き文字認識機能を搭載した電子手帳です。 

世界最初の携帯電話: Motrola DynaTAC

1984年発売
 
Motorola DynaTAC 8000Xは、世界で初めて量産された携帯電話です。販売価格は$3995、現在の価値にして$10,000相当です。 (およそ120万円) 3300 x 898 x 445 mm、784 g。10時間待ち受け、30分の通話が可能でした。1984年に初代DynaTAC 8000Xが発売されて以来、1993年の最終モデルのDynaTAC Classic IIまで販売が続けられました。初代の8000Xはコレクター市場で価格が高騰しています。状態がイマイチなものでも流通価格が$2-3000もして、個人的にはまだ入手できてないです。
 
DynaTAC 8000X。(画像出典: Wikipedia)
 
所蔵品はDyna TAC 8500XL (1987年)、外見は8000Xとほぼ一緒の割とレアなモデルですが、流通価格は1/10程度。
 
日本初の携帯電話、TZ-802型と並べて。後発にも関わらずTZ-802の方がだいぶ分厚いです。
img_1867

1986

世界最初のタッチパネル電子手帳: Casio IF-8000

1986年発売

世界で初めて、液晶一体型タッチパネルを内蔵した電子手帳です。ただし、PF-8000のように文字認識をすることはできず、絵などをドットマトリクスで手書きするためのものです。
 

世界初の漢字電子手帳: Sharp PA-7000

1986年発売 🏅 国立科学博物館 未来技術遺産登録

Sharp PA-7000はシャープのシステム電子手帳の最初の製品で、漢字表示可能な史上初の電子手帳です。(1986年) 画面の解像度は低く、2行しか表示する事ができませんでした。
 

日本初の携帯電話: NTT TZ-802型携帯電話

1987年4月発売 🏅 国立科学博物館 未来技術遺産登録

世界最初の携帯電話、Motorola DynaTAC 8000xに遅れること3年、1987年4月、NTTが国内で初めて携帯電話を発売しました。初号携帯電話端末はTZ-802型、松下通信工業製でした。重量900gもありますが、待ち受け6時間、連続通話可能時間はわずか60分でした。
あまり知られていませんが、1979年NTTが世界で初めてアナログセルラー網を導入しました。ただし、TZ-802が登場するまでは、自動車電話専用として利用されていました。

携帯電話というより、野戦用トランシーバのような風貌のTZ-802。

後継機、TZ-803型(1989年2月)と比較。TZ-803はNEC製。

横から見ると、奥行きにかなり差があります。

1989

世界初のパームトップPC: Atari Portfolio

1989年6月発売

Atari Portfolioは世界初のパームトップPCの一つです。英国のDIP Research Ltd社が開発したDIP Pocket PCをAtari社がライセンスし、Atari Portfolioブランドで製造販売されました。CPUはIntel 80C88、4.9152MHz、単三電池三本で動作します。当時の価格は$399.95でした。

Atari Portfolioは映画『ターミネーター 2』のハッキングをするシーンで使われました。

世界初のIBM-PCサブノート: The Poqet PC

1989年発売

The  Poqet PCは世界最初のIBM-PC互換サブノートです。当時の価格は$2000。
CPUは80C88, 7MHzでMS-DOSが動作しました。Poqet PCの設計は非常に先進的で、220 mm x 110 mm x 25 mmの大きさで重量はバッテリー込みで僅か540g。
加えて、優れたパワーマネジメント機能を搭載し、バッテリー駆動で最長50-100時間も動作可能でした。

Poqet Computerは後年富士通が買収しました。The Poqet PCの軽量化・省電力技術はOasys Pocketなどに技術転用されましたが、Poqet PC自体は消滅しました。

1990-1992

初の国産小型携帯電話: NTT Docomo TZ-804 (mova P/ mova N) 

1991年4月レンタル開始

日本製初の小型(手に持てる大きさの)携帯電話がTZ-804シリーズです。商品名はmova (ムーバ) +メーカーブランドの頭文字で命名されていました。

後年ガラケーの標準となる折り畳み式のデザインを初めてNECがmova Nで導入し、movaシリーズでは最も人気だったと記憶しています。
世界最初の折りたたみ型携帯電話としてMotorolaのStarTac(1996年発売)が良く取り上げられますが、実際にはそれより5年も前に発売されたMova Nが世界初です。

▼左がPanasonic製のmova P、右がNEC製のmova N。中の刻印が時代を感じさせます。

世界初のタブレットPC: GRiDPad 2050SL (1992年)

1992年発売

GridPadは1989年に発売された世界初のタブレット型コンピュータです。基本設計には当時GRidPad Computer社員だったJeff Hawkins (Palmの創設者) が関わっていたそうですから、タブレットやPDAの元祖的存在と言えるのでは。GRiDPadは主に業務用途(B2B)で大きな成功を収めました。2050SLは1992年に発売されたモデルで、初期のWindows OSが動作しました。

所蔵品は電源が入手できていないため、まだ起動した事がないです。

 

1993

世界最初のファブレット: AT&T EO Personal Communicator 440

1993年4月発売

AT&T EO Personal Communicator 440は、有線での通信機能を内蔵したタブレットです。このため、世界最初のファブレットと呼ばれています。当時はPhablet/Tabletという名称はまだ使われていませんでした。
所蔵品は入手当時は動作していたのですが、内蔵ハードディスクのヘッドがスティック、クラッシュしたらしく、残念ながら現在は起動しません。

 初代Apple PDA: Newton MessagePad 

1993年8月発売

Apple社初のPDA、初代Newtonパッケージ – “MessagePad Professional Communication System”。MessagePad本体(H1000)に加え、電池駆動するモデムなどが同梱されており、$699で発売されました。PDAという名称は、AppleがNewtonを発表時に初めて使われました。初代Newton MessagePadは、コレクターの間ではOMP (Original MessagePad)と呼ばれています 。
NewtonシリーズはシャープがOEM製造していました。

Apple | Newton MessagePad 100 (1994年3月)
初代Newtonのパッケージがリフレッシュしたパッケージです。本体は同一のH1000ハードを使っていますが、Newton OSを1.3にアップデートして出荷されました。初代パッケージ、MessagePad Professional Communication Systemと比べると、付属モデムなどが省かれ、簡素化したパッケージになりました。
紹介記事: 【骨董移動端末館】第1回 Apple Newton MessagePad 100 開封の儀

初代(OMP)とリフレッシュ版は、バッテリーBOX内のMP100表記の有無で確認できます。シリアル番号の横に『MP100』と表記されている方がリフレッシュ版です。
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Sharp版Newton: ExpertPad PI-7000

1993年9月発売

NewtonのOEM製造元のシャープからも、SharpブランドモデルのExpertPad PI-7000が発売されました。初代Newtonは、シャープの他、Motorolaからもライセンス販売されました。

Palm Pilot原型モデル: Casio Z-7000 

1993年10月発売

Casio Z-7000は、Palm Pilotの原型モデルと位置付けることができるPDA製品です。

    • カシオがGeoWorks OSを実装したハードを開発
    • 当時ソフトウェア専業だったPalm Computing社が文字認識と専用アプリを開発
    • カシオ、AST、Tandyで製品化、販売

この一大コラボレーションは”Zoomer” プロジェクトと呼ばれ、カシオ製とTandy製の製品にはZに因む製品名が付けられました。フルGUIインターフェースを実装したものの、CPU性能が追いついておらず(NEC V20)、余りの遅さが足を引っ張り、3社ともさっぱり売れませんでした。

Palm Pilot原型モデル:AST | GridPad 2390 

1993年10月発売

Casio Z-7000と同時期に発売された、AST Computer社によるZoomer Project製品。 
自分メモ:A/Bボタンが効かないので修理すること。

1993年のZoomer Projectから、2013年Palm完全終了までの数奇な歴史をまとめた、とてもわかりやすい資料はこちら (Palm the Timeline – webosnation.com) 

1994

Apple初のデジタルカメラ: QuickTake 100

1994年4月発売

QuickTake 100はApple初のデジタルカメラです。QuickTake 100の製造はコダック社でした。32万画素のCCDを搭載し、640 x 480ピクセルの画像を最大32枚撮影できました。再生用ディスプレイを搭載していなかったため、母艦のMacにつなぐまで撮影した画像を閲覧することはできませんでした。

世界初のタッチパネル携帯: BellSouth IBM Simon

1994年8月発売

BellSouth IBM Simonは世界で初めてフルタッチパネルを搭載した携帯電話です。BellSouthは通信会社で、IBMの携帯電話端末として販売されました。当時はまだスマートフォンと言う単語はありませんでしたが、現在ではIBM Simonが『世界最初のスマートフォン』 とよく呼ばれます。通信はアナログ携帯電話。OSはROM-DOS。GUIはZaurusという説もありますが未確認情報です。
三菱によるOEM製造でしたが、販売が奮わず僅か4000台ぐらいしか生産されなかったようです。
時代を先取りし過ぎた感がありますね。

写真で見ると、PDAサイズの携帯に見えますが、、

手で持つと、冗談のようにデカイです。

世界初の液晶パネル搭載デジタルカメラ: Casio QV-10 

1994年11月発売 🏅 国立科学博物館 未来技術遺産登録

Casio QV-10は世界で最初に再生用液晶を搭載した民生用デジタルカメラです。世界的なデジタルカメラブームの火付け役的存在でもあります。25万画素CCDを搭載し、320×240ピクセルの画像を96枚記録することができました。

紹介記事: 【骨董移動端末館】第4回 Casio QV-10で写真を撮ってみた


General Magic OS初搭載: Sony Magic Link PIC-1000

1994年12月発売

初代Macintoshの開発チーム*がスピンアウトして創立した、General Magic社のOSがMagic Cap。Sony Magic Link PIC-1000は、Magic Cap OS搭載初号機です。
*Bill Atkinson、AndyHerzfeld


1995

携帯通信可能な初のPDA: Motorola Marco

1995年1月発売

世界初の双方向ポケベル: Motorola Tango 

1995年発売

Motorola Tangoは、世界初の双方向ページャー(ポケットベル)です。一般的なポケットベルは、外の電話から掛けて、電話番号やメッセージを送る単方向のメッセージ端末でした。Motorola Tangoはキーボードはありませんが、受信したメッセージに対し、固定メッセージから選択して返信することができました。

GEOS初搭載PDA: HP OmniGo 100 

1995年10月発売

HP OmniGo100は、GeoWorks社の携帯端末向けGUI OS、PEN/GEOSを搭載した初のフルキー搭載ハンドヘルド端末です。開いてキーボードをメインに使うクラムシェル型、たたむとタッチで使うタブレット型になる、当時としてはかなり先進的なデザインでした。

紹介記事: 【骨董移動端末館】第2回 HP OmniGo 100 開封の儀

1996

米国初の折りたたみ型携帯: Motorola StarTac 3000

1996年1月発売

StarTac 3000は良く世界最初の折りたたみ型携帯電話 (flip phone)と紹介されます。しかし実際にはNTT DocomoのMova N(NEC製)が世界初の折りたたみ型携帯です。StarTacの発売は1996年1月。Mova Nは1991年と、5年も先行していました。

初代 Pilot PDA: USRobotics Pilot 5000 

1996年3月発売

初代(Palm) Pilot。開発元のPalm Computing社を買収したUS Robotics社から発売されました。初代ではPalmブランドが製品名にはついておらず、”Pilot”だけが製品名でした。 結果として筆記具メーカーのパイロットからブランド訴訟され、”Palm Pilot”にブランドを変更しました。最終的にはPalmが製品ブランドに変わり、Pilotの名称は消えて行きました。

USRobotics社が1996年3月に発売したオリジナルのPilot (1000/5000)。
ブランド表記だけを変更した製品があと2種類あります。

US Robotics | Palm Pilot Professional (1997年3月) 
パイロット社とのブランド訴訟により、Palm Pilotと表記が変わりました。

3Com | Palm Pilot Professional (1998年6月)
1997年に3ComがUS Roboticsを買収しました。
3Comブランド表記に変更された初代Palm Pilotがこちら。

▼初代と3Com版のパッケージ比較。

Palmの買収、スピンアウトの歴史

    • 1992年 Jeff HawkinsがPalm Computing, Inc.を設立
    • 1995年 US Robotics Corp.がPalm Computing, Inc.を買収
    • 1997年6月 3ComがUS Robotics Corp.を買収
    • 1998年6月 Jeff Hawkinsが3Comを退社、Handspring起業
    • 2000年3月 3ComがPalmを独立子会社化、IPO実施
    • 2002年1月 PalmがOSのライセンス子会社、PalmSourceを設立、後日独立
    • 2003年10月 Palmのハード部門がHandspringと合併、palmOneに改名
    • 2005年5月 palmOneがPalmSourceからPalmブランドを取得
    • 2005年7月 palmOneが会社名をPalm, Inc.に変更
    • 2005年後半 日本企業のACCESSがPalmSourceを買収
    • 2006年12月 Palm, Inc.がPalmSourceをACCESSから買収
    • 2010年7月 Hewlett PackardがPalm, Incを買収
    • 2013年2月 HPがwebOS事業とIPをLG Electronicsに売却
    • 2015年1月 TCL CorporationがPalmブランドをHPから取得

1992年のPalm起業から、2013年Palm完全終了までをまとめた、とてもわかりやすい資料はこちら (Palm the Timeline – webosnation.com) 

BlackBerryデザイン原型: RIM Inter@active Pager

1996年

RIM Inter@ctive Pagerは、世界初のフルキーボード搭載の双方向通信端末です。後に隆盛を極める、Blackberryスマートフォンのデザイン原型となる端末です。

Nokia初のスマートフォン: Nokia Communicator 9000 

1996年9月

Nokia Communicator 9000は、Nokia初のスマートフォンと呼ばれることが多いです。発売当時はまだスマートフォンという言葉はありませんでしたので、後天的な位置づけではあります。 PEN/GEOS搭載。
因みに、初めてスマートフォンの名称で宣伝された端末はEricsson R380です。

折り畳むと普通の携帯電話に見えますが、
 

実際にはかなりデカい重量級端末。
 

初代Windows CE端末: Casio Cassiopeia A-10

1996年11月

1996年、マイクロソフトの小型組み込み向けOS、Windows CEが発表されました。Casiopeia A-10はWIndows CE 1.0搭載の初代機の一つでした。マイクロソフトはCassiopeiaを始めとするフルキーボード搭載Windows CE端末を『ハンドヘルドPC』の名前でプロモーション攻勢を掛けていました。

1997

Apple最後のデジタルカメラ: QuickTake 200

1997年2月

QuickTake 100から始まったApple社のデジタルカメラは、このQuicktake 200で最後となります。暫定CEOとして戻ってきたJobsにより、Newtonなどと一緒に不採算事業としてリストラされてしまいました。QuickTake 200はフジフィルムDS-8のOEM製品でした。

元祖Symbian OS搭載端末: PSION Series 5 

1997年6月発売

PSION Series 5は初めてEPOC 32 OSを搭載したハンドヘルド機です。EPOC 32はPSION社のモバイルOSで、後にSymbianと改名されます。SymbianはノキアやEricsson、三菱や富士通など、世界中の携帯電話に幅広く採用されました。

日本初‣タッチパネル搭載ケータイ: J-Phone | Pioneer DP-211

1997年11月1日発売

Pioneer DP-211は、日本で初めてタッチパネルを搭載した携帯電話です。タッチパネル型の携帯電話は、IBM Simonが世界初ですが、実用的な携帯サイズでタッチパネルを搭載した製品はDP-211が初と思われます。

こちらは巨大な世界初スマートフォンとも呼ばれる、IBM Simon。
DP-211の約3年前に発売されましたが、あまり普及はしませんでした。

最後のApple PDA: Newton MessagePad 2100

1997年11月発売

モバイル進化の常識を逆行するかのように、Apple Newtonは代を重ねるごとに大型化していきました。Appleに暫定CEOとして戻ってきたJobsは、AppleのPDA事業であるNewtonを、デジタルカメラ部門などと一緒に不採算事業としてリストラしてしまいました。

左の大きい方がNewton 2100、右は初代Newton

この後、初代iPhoneが発売になる10年後まで、AppleからPDA的な小型デバイスが販売されることはありませんでした。

1998

最後のGeneral Magic端末: General Magic DataRover 840

1998年2月

Andy Hertzfeldらが起ち上げたGeneral Magic社のOS、Magic Cap2.0を搭載した自社ブランド端末。
Sonyやモトローラなどにライセンスするビジネスモデルから、自社製の端末を売る戦略転換を図りましたがまあ失敗。最後のMagic Cap端末となってしまいました。

沖電気がOEM製造していました。 

世界初MP3プレーヤー: Saehan MPMan MP-F20 

1999年中盤発売

世界最初のポータブルMP3プレーヤー、MP-F10の後継機です。設計を行ったDigitalCast社はDiamond社に買収され、MP3プレイヤー初の大ヒット商品となるRio PMP300の開発につながりました。

ポータブルプレーヤー市場立ち上げに貢献: Diamond Rio PMP300

1998年9月15日発売

Diamond Multimedia社のRio PMP300は、初めて商業的に成功したMP3プレーヤーです。内蔵メモリ32MBに加えて、Smartmedia 32MBを増設すればMP3を128kbitで約30分再生する事ができました。価格が$200と手ごろに設定されていたため、PMP300は爆発的に売れ、ポータブルミュージックプレーヤーの製品ジャンルが確立されました。

1999

日本初のインターネット携帯: NTT DoCoMo | P501i 

1999年2月発売

1999年2月、NTTドコモのiモードがサービスインし、501iが最初のiモード携帯シリーズとして発売されました。P501iはパナソニック製の初めてのiモード端末です。
解像度: 12o x 160ピクセル  寸法: 130 x 43 x 20mm 重量: 89g

データ通信初搭載Palm PDA: 3Com | Palm VIIx

1999年5月

Palm VIIxはデータ通信機能を内蔵した初めてのPalm PDAです。 アメリカで初の無線データ通信サービスして立ち上がった、Mobitexネットワーク(実効転送速度は4kbit程度の低速)で無線接続していました。 

 

WAPブラウザー初搭載携帯電話: Nokia 7110 

1999年10月発売

Docomoのi-Modeに遅れること約8ヶ月、Nokiaによるインターネット機能搭載携帯電話、Nokia 7110が発売されました。Nokia 7110は世界で初めてWAPブラウザーを搭載していました。

ドコモが丸抱えでi-Modeサービスの急速な立ち上げを成功させたのに対し、WAPサイトやサービスを強力に推進する通信会社もなく、日本国外のインターネット携帯サービスは中々定着しませんでした。

 解像度寸法重量
Nokia 711096 x 65ピクセル125 x 53 x 24 mm141g
Docomo P501i12o x 160ピクセル130 x 43 x 20mm89g


 

初代Palm互換機: HandSpring Visor

1999年9月発売

3Comをスピンアウトした、Palmの創業者チームが創立したHandspring社。Handspring社の発売したPalm互換機がVisorです。 Visorは史上初めてのPalm OSライセンス製品になりました。これ以降、IBM、ソニー、京セラを始め、世界中のメーカーからPalmライセンス製品が発売されました。
参考情報: List of Palm OS devices (Wikipedia)

オリジナルのPalmと比べて、Visor最大の特徴は背部の拡張スロット。
下の写真の拡張モジュールは、VisorをスマートフォンにしてしまうVisor Phoneです。
(2001年5月発売)

インストールすると、タッチパネルで操作が可能なPalm携帯電話が完成です。

 

その後発売された数多のPalmと互換機の系統図。
Source: palmevolution.com (closed) note to respective palmevolution chart owner: If you see any problems having the chart on our website, please let us know.
palmevolution

スマートフォン命名携帯: Ericsson R380 

1999年12月発売

Ericsson R380は、初めて”スマートフォン”の名称でマーケティング・宣伝された携帯電話です。Docomoのガラケーの多くにも採用された、Symbian OSを搭載した初めての携帯電話でもあります。



非常に小型軽量でありながら、フリップを閉じると普通の携帯電話、開くとフルタッチパネルの画面に切り替えと、デザイン・機能性にも非常に先進的な設計でした。

世界初Palm OS搭載携帯電話: Qualcomm PDQ 1900

1999年11月発売

PDQ1900はARMチップメーカーのQualcommがPalmをベースに開発した自社ブランドの携帯電話です。 1999年12月にごく少数が通信会社のSprint経由で販売されました。しかしその翌月、Qualcommは携帯電話事業を京セラに売却してしまいます。 
発売時期を考えると、この製品は最初の近代的なスマートフォンの一つとも呼べると思います。

なぜかサイケなデザインの外箱。奇跡の未開封品を入手したので、まだ開けてません。
QCOM_Side

2000 

初代Blackberry(横型): RIM Blackberry 950

2000年5月発売

後年iPhoneが登場するまでは、スマートフォン市場にトップブランドとして君臨したBlackberry。カナダのReserch In Motion (RIM)社による、初代ブラックベリー端末が Blackberry 950です。この時点ではBlackberryはポケベル(Pager)の延長線上の製品で、通話機能がまだ搭載されていませんでした。

Blackberryの名称は、放射状に広がるキートップの形状がブラックベリーの実の表面に似ていたことから付けられたそうです。

初代Blackberry(縦型): RIM Blackberry 957

2005年5月発売

横型のBlackberry 950と同時に縦型デザインのBlackberry 957も発売されました。基本的な機能は同等です。
後年スマートフォンの標準になる、キーボード搭載の縦型デザインです。
後にソニーのPalm互換機CLIEで評判になるジョグダイヤル、実はBlackberry 950/957ですでに搭載されていました。

Compaq | iPaq BlackBerry H1100 (2001年発売)
iPaq Blackberry H1100は、BlackBerry 957のCompaq社へのOEM機です。
大ヒットしたBlackberryは、Compaq社初め様々なメーカーからOEM製品として販売されていました。
 

カラー液晶初搭載Palm: Palm IIIc 

2000年2月11日

Palm IIIcは初めてのカラー液晶搭載Palm端末です。液晶はアクティブマトリックスTFT 160 x 160ピクセル、4096色中256色表示が可能でした。3ComのPalm部門が独立し分社化した、Palm Incからの初めての製品となりました。

世界初カメラ搭載携帯電話: Sharp J-SH04 

2000年9月発売 🏅 国立科学博物館 未来技術遺産登録 

Sharp J-SH04は世界初のデジタルカメラ内蔵携帯電話です。J-Phoneから販売され、同時にサービスインした、携帯で撮影した写真をメールで送れる『写メール』は大ヒット。海外の携帯電話業界では”Sha-mail”と呼ばれ、i-Modeと共に日本の携帯サービス戦略を絶賛されていました。諸外国の携帯業界は、このころまだ音声通話とショートメッセージ(SMS)の利用が主流で、端末一台当たりの通信料収入(ARPU)向上策に苦心していたためです。
SH-04のカメラは約11万画素CMOSで、レンズの横にはセルフィ―用のミラーまで付いています。この当時携帯で自撮りさせるの考えた人、マジ天才ですね。

2001 

京セラ初のスマートフォン: Kyocera QCP 6035

2001年2月発売

1999年12月、京セラがQualcommの携帯電話端末部門を買収しました。その京セラから発売された最初のPalm OS搭載スマートフォンがQCP6035です。 

初代iPod: Apple iPod 5GB

2001年11月10日発売

2001年10月23日、Steve Jobsによって初代iPodが発表されました。

Jobs: これまでのMP3プレーヤーは数曲しか聞けなかったり、馬鹿デカかったり、ソフトの使い勝手は最悪でどうしようもない、、

とディスった結果、初代iPodのメリットは

    • 1.8インチ超小型HDDを初搭載し最大1000曲を持ち歩き可能
    • ポケットサイズで楽に持ち運べる
    • 高精細画面と機械式クリックホイールで聞きたい楽曲を簡単に検索
    • FireWireでMacのiTunesに接続し、音楽データを高速に同期

初代iPodはいくつか逸話も残しています

    • Jobsが水槽にプロトをブチ込み、泡が出なくなるまで中身を詰めろと言う
    • 開発開始から発表までたった1年
    • クリックホイールのアイデアはB&Oの電話器から拝借
    • iPodの名前は2001年宇宙の旅のセリフからインスパイア
    • Fortune誌はiPodを『21世紀のウォークマン』と称賛

2002 

フルキーボード初搭載のPalmスマートフォン: Handspring Treo 180

2002年初頭発売

フルキーボードを初搭載したPalmデバイスがHandspring Treo 180です。これ以降、QWERTYキーボード搭載機がHandspring社の標準になっていきます。Palm伝統のGraffiti入力を廃止し、QWERTYキーボードを搭載したことで、片手でも簡単に操作が可能になりました。電話を掛けるのにいちいちスタイラス出すのは面倒過ぎますよね。

TreoのQWERTYキーボードはRIM社のBlackberryのそれと大変よく似ています。結果として2002年9月、Handspring社はRIM社に訴えられ、後日正式にライセンスを受ける事で和解します。

初期のiPhone設計などを担当した元Apple幹部がTreoの設計を率いたおかげか、Apple製品ノリの美しいパッケージングにもご注目。

カラー液晶搭載Treo PDA: Handspring Treo 90 

2002年5月28日発売

Treoブランドで初めてのPDAがTreo 90です。カラー液晶を搭載し、フルキーボードを搭載。加えて、Palm機では初めて拡張スロットとしてSDカードスロットが搭載されました。
また、当時としては最も軽量なPalmデバイスでした。
 

初めての近代的スマートウォッチ: Fossil Abacus

2002年発売

ファッション・時計メーカーFossil社のPalm OS搭載スマートウォッチがAbacusです。当時はスマートウォッチという言葉はなく、『Wrist PDA (腕PDA)』と呼ばれていました。普通のPalm PDAと同解像度の小型液晶を搭載していたため、Palmのアプリの多くが実行できました。赤外線機能も搭載し、他のPalm機とデータの交換をすることもでき、発表当初の評判は上々でした。
発売後、画面が小さすぎ、腕時計としては重すぎ(100g程度の重量)、電池持たなすぎ、などの問題からか、ヒットはしなかったようです。
所蔵品は基板直づけのLi-Ion電池が死んでたので、iPod Shuffle用の電池と交換修理しました。
  

初のPocket PC搭載スマートフォン: T-Mobile Pocket PC Phone

2002年8月

初のMicrosoft Pocket PC Phone Edition(Windows CE) 搭載スマートフォン。

米国初カメラ搭載携帯電話: Sanyo | SCP-5300 

2002年11月

米国で初めて発売されたカメラ内蔵携帯。

Palm OS搭載カラー画面スマートフォン: Kyocera 7135

2002年12月発売

Kyocera 7135は京セラの第二世代Palm OS携帯電話です。TreoがQWERTYキー搭載でGraffitiを排除したのに対し、テンキーを搭載し、Grafittiも併用しています。
京セラ製のPalm搭載スマートフォンはこの7135が最後の製品のようです。

2003 

Palm Oneブランド初のカラースマートフォン: Treo 600 

2003年11月

2003年Palm Inc.社とHandspring社が合併し、PalmOne社になりました。Treo 600は新生Palm Oneブランドで発売された初めてのカラー・スマートフォンです。QWERTYキーボード内蔵の幅広ストレートなデザインは、iPhone登場以前のスマートフォン主流のデザインになりました。 
自分メモ:撮影した個体タッチスクリーンが動作しない。動作するやつもうワンセットある。

2004 

初代 iPod Mini: Apple iPod Mini 

2004年1月発売

初代iPod Mini。4GBのマイクロドライブ(ハードディスク)を搭載していました。

2005 

初代Blackberryスマートフォン: RIM BlackBerry 7250 

2005年2月

Blackberryは双方向ページャー(ポケットベル)と位置付けられ、ほぼ企業メール専用端末として使われ続けてきました。結果として、2005年になるまでBlackberryは電話機能を搭載していませんでした。(2002年に通話可能な5810を発売しましたが、通話するには必ずヘッドセットをつける必要がありました)
7250は電話機能を搭載し、初めてカラースクリーンを搭載した、初代BlackBerryスマートフォンになります。
操作はハードキーとジョグダイヤルで行い、タッチスクリーンはまだ搭載されていません。

Palm初Windows Mobile搭載スマートフォン: Palm Treo 700w

2005年9月発売

Palm初のWindows Mobile搭載(ややこしいな)スマートフォン。

2007 

初代iPhone : Apple iPhone (iPhone 2G)

2007年6月

日本に住んでると、初めてのiPhoneはiPhone 3Gと思いがちです。初代iPhoneは無印の”iPhone”、iPhone 3Gと区別するために”iPhone 2G”と呼ばれることもあります。通信規格が海外の2G(GSM)なので、日本には導入されませんでした。

発売当初のiOSでは、App StoreもiTunes Storeも未搭載でした。メニュー画面もアイコン3個分スペースが余って、Jobsの美学に合ってなさげ。

初代iPhone、最初のTV CM。
iPhoneで映画を見てたら巨大イカが出てきてシーフードが食べたくなったので検索して地図に出てきたレストランをタップしてそのまま予約電話、、っていう当時普通の電話を使ってた人からするとSFみたいなシーンで、ショックでやられてiPhone買っちゃった人たくさんいそうです。

最後のPalm OS搭載スマートフォン: Palm Centro 

2007年11月発売

Palm Centroは隆盛を極めたPalm OSを搭載した最後のスマートフォンです。2008年当時、スマートフォン世界販売シェアで2位。ちなみに1位はBlackberry 8100でした。

紹介記事: 骨董移動端末館】第3回 Palm Centro (2007) 開封の儀

初代Kindle: Amazon Kindle 

2007年11月

初代iPhoneが発売された2007年の終わりに、Amazonの初代Kindleと電子書籍オンライン販売サービスが開始されました。目が疲れず、長時間読書が可能なE Inkパネルを搭載した初めての電子書籍リーダー。2G通信モデムを搭載し、いつでもどこでも電子書籍を購入、ダウンロードできる、初めての実用的な電子書籍リーダーです。
 

初代Kindle、びっくりするほど格好悪いデザインですが、どうしてこうなった。

2008

初代Androidスマートフォン: HTC Dream (T-Mobile G1) 

2008年10月22日発売

初代iPhoneの発表から約1年、初代AndroidスマートフォンのHTC Dreamが発売されました。 
米国ではT-MobileからT Mobile G1の名称で発売されました。
iPhone同様のタッチパネルを持ちながら、通話関係のボタンやQWERTYキーボードやトラックボールまで搭載していたりして、iPhoneと比べると先進性を感じないデザインではありました。
ただし、Android OS側はiPhoneで導入が遅れたコピペはもちろん、マルチタスク機能やAndroidマーケット(Google Play)を当初から導入してきました。
T-Mobileは半年で100万台以上を売り上げ、まずまずのスタートだったようです。
  

 

初代Googleブランド端末: Android Dev Phone 1

2008年12月発売

Android Dev Phone 1は、Android開発者向けにGoogleが直接販売した初めての端末製品です。後年発売されるNexusやPixelのご先祖にあたります。

本体はSIMロックフリーのHTC Dreamで、バックカバーにDroid君のスペシャルプリントが施されていました。
また、開発者向けにOSの完全な入れ替えや、ブートローダーの完全アンロックなどを行える仕様になっていました。


2009 

webOS初搭載スマートフォン: Palm Pre

 2009年6月発売

Palm Preは新世代OS、webOS (1.4)を初めて搭載したスマートフォンです。 
Palm Preは、製品のパッケージや、美麗かつ使いやすい高機能UI/UX、iOSやAndroidを凌駕するマルチタスク実装など、先進的かつ斬新な設計でした。

当時のPalm社CEOはJohn Rubinstein、”Podfather”とも呼ばれた元Apple社エンジニアリングシニアVP、iPodの生みの親。NeXT時代から延々Jobs哲学とつきあってきた人ですから納得です。

webOSの優れたユーザーインターフェース機能のいくつかは、後年iOSやAndroidが明らかにパクった参考にしたと思われます。

しかし、Pre発売翌年の2010年、Palm社はHP社に売却されてしまいます。
HP社は当初自社のメイン製品全てにwebOSを搭載していく莫大なコミットメントをしていたのですが、すぐにこれを撤回。残念ながらwebOS搭載機種は短命に消えていく事になります。
参考: Palmの買収、スピンアウトの歴史

 

2010 

初代Google Nexusブランド端末: Nexus One 

2010年1月5日発売

Nexus OneはGoogleが直接販売するNexusブランド端末の初号機です。HTC製。

 

2011 

最後のwebOS端末: HP TouchPad

2011年7月1日

HP TouchPadは、Palm webOS 3.0.5を搭載した最初のタブレットであり、歴史上最後のwebOS端末です。HP社はTouchPadを約$499で発売したものの、発売翌月突如$99~で叩き売り在庫処分を始めあっという間に完売してしまいました。TouchPad在庫処分以降、HP社は全てのwebOS関係の製品開発をキャンセルしてしまいます。
2013年にはwebOSのIPは外部に売却されてしまいましたが、その後web OS搭載製品が発売される事はありませんでした。

所蔵品のTouchPadは貴重なプロトタイプです。
   

最初で最後のMeego搭載スマートフォン: Nokia N9 

2011年9月発売

2010年2月、ノキアとインテルは戦略的提携をし、LinuxベースのMeego OSを開発し、ノキアのスマートフォンをMeegoベースに移行することを共同発表しました。

しかし2011年2月、突如ノキアはマイクロソフトとの戦略提携を発表し、Windows Phoneに大きく方向転換を宣言。

その半年後、本来必要のなくなったMeego搭載Nokia N9が発売されます。

インテルとの契約上1台はMeego搭載端末を市場に出す必要があったのかもしれません。
結果としてNokia N9は初代そして末代のMeeGo搭載スマートフォン、出してすぐオワコンになりました。

その後NokiaはWindows Phoneに開発を全面的にシフト、2012年にはLumiaシリーズとして発売します。最終的にはNokiaモバイル部門はMicrosoftに買収されてしまいます。 

2012 

Nokia初のWindows Phone: Lumia 710

2012年1月11日発売

Lumia 710はNokia最初のWindows Phoneスマートフォンです。Lumia 800、900、610と同時期に発売されました。

所蔵品はプロトタイプ機です。
“property of NOKIA not for sale” (ノキア所有品につき販売禁止)と刻印があります。

Intel CPU初搭載 Androidスマートフォン: XOLO X900

2012年2月発売

XOLO X900は、x86系CPU (Intel Atom Z2460) を搭載した、初のAndroid スマートフォンです。 インドの端末メーカー、XOLO社から発売されました。同時期に、イギリスの携帯通信会社Orangeからも同形状のx86スマートフォンが発売されました。

X900やOrangeのIntel CPU搭載スマートフォンには、ARMベースのAndroidアプリをバイナリ変換しx86で実行できる”Intel Houdini”が実装されていました。

2013 

初めてのFirefox OS搭載スマートフォン: ZTE Open 

2013年7月

ZTE Openは初めてのFirefox OS搭載スマートフォンです。
2013年7月、スペインで発売開始し、翌月コロンビアとベネズエラでも発売されました。
KDDIからもLG製の端末が発売されましたが、それが最後のFirefoxスマートフォンになってしまったようです。

 

2014 

Nokia携帯事業終焉と謎のNokia Xシリーズ発表

2014年2月24日発売

既にマイクロソフトの買収が決まり、Windows Phoneに注力する路線だったノキアの携帯電話事業。
しかし2014年2月、突然AndroidスマートフォンのNokia Xを発表します。
携帯電話トップシェアだったノキアは、スマートフォン時代とともに凋落、混乱していきます。

    • 2010年2月 ノキアとインテルが戦略提携、スマートフォンをMeego OSに移行することを発表

    • 2011年2月 ノキアはマイクロソフトとWindows Phoneでの戦略提携を発表、インテルとの提携を反故に

    • 2012年1月11日 ノキアはWindows Phone Lumiaシリーズを発売開始

    • 2013年9月3日、マイクロソフトがノキアの携帯事業部門の買収を発表
    • 2014年2月24日、ノキアは突如、Androidを搭載したNokia Xシリーズを発表、途上国で中級機として販売を開始。

      紹介記事: Nokia初のAndroidベース・スマートフォン、Nokia X 開封の儀

    • 2014年4月25日 マイクロソフトはノキア携帯事業の買収を完了
    • 2014年7月17日 マイクロソフトがNokia Xシリーズの販売中止を発表

このように、一時は世界一のシェアを誇った携帯メーカーノキアの携帯ビジネス末期は、かなり混沌としていました。

【番外】モバイル端末でないが、うっかり買ってしまった骨董ガジェット

世界初のトランジスターラジオ: Regency TR-1

1954年発売

世界最初のトランジスターラジオ
紹介記事: 【骨董移動端末館】番外編 Regency TR-1 世界最初のトランジスタラジオ 

世界初の電気式腕時計: Bulova Accutron Spaceview 214

1963年発売

Accutronは1960年に発売された、世界最初の電気式腕時計です。音叉に電磁石で毎秒360回の振動を発生させ、その振動を時針の駆動に使用した。日差±2秒という、当時の時計としては驚異的な精度で動作しました。針はスイープ運針、文字盤を耳に当てると、『キーン』という音叉の発振音が聞こえます。1970年にセイコーから登場したクオーツ時計に追われ、生産終了となりました。

Apple II初期モデル: Apple II Standard

1997年発売

初期ロットのApple II、シリアル6000番台。 

初代ウォークマン: Sony Walkman TPS-L2

1979年7月1日発売 :idea: 国立科学博物館 未来技術遺産登録

初代ウォークマン。 

 

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